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恐れ入りやの鬼子母神

2012-10-06
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大田南畝の狂歌「恐れ入りやの鬼子母神」で知られる
台東区入谷にある(鬼子母神が祀られる)真源寺を
通過する機会があったので、軽く立ち寄って来ました。
(お盆休みの頃の話です)

鬼子母神の「鬼」の字は、夜叉が子育の善神になった
(つまり、鬼ではなくなったので角が無い)事から
「鬼」の字にある最初の一角が省略されているという。

こういった先人のセンスには常に頭が下がる。

鬼子母神に関しては月成【挫喰髏(ザクロ)】という作品の
ページ内に軽く触れてあるので、そちらを御覧頂くとして
境内を散策して撮影してきた画像について記しておきます。

201218

月成作【挫喰髏】のページ内で触れましたように
柘榴は鬼子母神の三昧耶形とされているだけに
境内の植木に生る数々の柘榴の実を見つけた時は
思わず「おぉ」と感嘆の声をあげてしまいました。

画像の一番上にあるのは、賽銭箱の正面に描かれている
柘榴をモチーフにした意匠で、境内あちこちに見られます。

個人的には墓地側の瓦にある柘榴の意匠(画像三番目)が
さりげなく素朴な感じの印象があって好きでした。

帰り際に柘榴の木の根元を見ていると4cm程に
干上がったドライ・ザクロの実が落ちていた。
落下した際に割れて干上がったのか?
落下して干上がった際に割れたのか?
いずれにせよ、割れ目の奥にはぎっしりと種が見え
床の間にチョコンと置いたら侘び寂び感が溢れる…
そんな「恐れ入りやの干し柘榴」(画像の一番下)

鬼子母神というよりも、柘榴の話ばかりになってしまいましたが
江戸三大鬼子母神の「法明寺鬼子母神堂」と「正中山 法華経寺」を
探訪してきた時にでも改めて触れてみたいと思います。

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