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映画:クリムト~Klimt

2014-05-05
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劇中の台詞で例えるのなら・・・

…不快というより笑える

…服を着ているのに裸に見える肖像画
…裸なのに裸に見えない肖像画

…身勝手な性格を持て余している

…黒猫が裏口から案内してくれる

そんな淡々難解なアート・ムービーともなれば
1~2度観たくらいでは、その「絢爛たる退廃」も
映画の意図を同様に汲み取る事は困難かもしれない。

201428

キリストの磔刑図さえセクシャルな美へと昇華させた装飾画家クリムトは
「モデルに触れないと描けない」と言いつつも、興味を惹く花であれば
純粋な少年のように心を奪われ邁進し「記憶で描く」事が出来ると云う。

「FLOWERS…」

クリムト自作のフィルターを通したエフェクトの術によって
花々(モデルの女たち)は魔法をかけられたように表され
作風の世界観と共に劇中の映像効果としても華を添える。

それは死の淵にあるクリムトの脳裏を駆け巡る走馬灯のようで
「リアルとフェイクのコントラスト」に絡み合い翻弄される。

夢の中の出来事のように、断片的かつ幻想的に回想してゆきながら
華麗で耽美的な19世紀末のウィーンを象徴しているかのようである。

宝飾的な視点では、レアの大振りな指輪のコーディネイトも好みでした☆

主演:ジョン・マルコヴィッチ
監督・脚本:ラウル・ルイス

クリムト~Klimt

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