我々は未だ新たな生き方に対応する用意が出来ていない。
自由になったら今まで7時に食べていた夕食を
何時に食べればいいのかさえ判らないのだから。
そんな我々をどれほど浅はかな考えの持ち主だと…?
民主主義における正義とは何か、自由とは何か?
他所から見た高度な価値観などは誰もが求めている訳ではなく
恐らく多くの人が望むのは慣れ親しんだ秩序の中にあって
家族と共に安心と安定が約束された生活なのかもしれない。
奴隷制度のような「人種差別の壁」を取り払い
人々が自立する為に望む事は高度な文明の中に
パッケージ化されている訳ではないのだから。
例え支配される環境下にあっても、面倒をみて貰う事を選ぶ人もいれば
自由に野放しにされる環境下で自ら果敢に開拓するような冒険者もいる。
何れにせよ、偏った価値観やフィルターを通してものを見る世の中にあって
固定概念に囚われず物事を見極める「ゼロベース思考」は持ち合わせたい。
ある空間を村に見立てたセットには床に白線を引いただけの区切りで
建物の壁やドアさえも無い小劇場のような舞台で繰り広げられており
舞台と映画を融合さたような演出が特徴的であり、とても興味深い。
このボーダレスな演出は自由に行き来できる環境にありながらも
あえてドメスティックな環境に留まる伏線のような気さえする。
ちなみに本作はトリアー監督のシリーズ三部作の二作目で
「ドッグヴィル」という作品の続編という事ですが
その事を知らずにこちらを先に見てしまいましたので
こちらも近い将来、観賞してみようと思います。
龍指:参(指輪)の完成に伴い、パーソナル・サイト『銀の音彩』のコンテンツ、月成(haq’s works)の【龍指~龍の指切り(契り)~異聞奇譚】を更新しました。
【関連記事】
龍指:参~龍の指切り(契り)の想作:1
龍指:参~龍の指切り(契り)の想作:2
2014年の芸術の秋は染色にトライ&エラー☆
先ずは何色に染めようか…ということですが
「龍の指切り(契り)」の御伽話にあるように
御神体として祀られているという事で考えると
ミイラのような褐色系を初めに思い浮かべましたが
今回は干し首のような藍色にしてみる事にしました。
干し首色と書くのもアレなんで青龍色と記しておきます(笑)
彩色方法は絵の具などを用いた着色ではなく
草木染のように煮出した液に浸して染めます。
今回用いた材料は、赤しそと菊茶です。
ここから先は、もう感覚的という感じで、思い巡らせながら
イメージしている着地点に目指すべく進行させてゆきました。
【以下、個人的なメモとして…】
適量の赤しそと菊茶を煮出した液に6時間ほど浸しておくと
いきなり理想に近い色に染まってくれたのは良かったのですが
鉄分に反応して部分的に黒っぽいムラが出来てしまったので
改めて全体を黒っぽい色に染め、凹部の染まった部分は残し
凸部に染まった部分を一旦剥ぎ取ってみることにしました。
そして、改めて適量の赤しそと菊茶を煮出した新しい液に
今度は合計8時間ほど浸しておくと、凹凸部の濃淡の差や
青緑がかった透過具合など良い感じに染まってくれました。
次に龍の爪と指の骨を茶渋のような色に染めてゆきます。
爪は緑がかった感じに、指の骨はヤニのような色が理想で
茶渋による自然変色も目論んでいますが、どうなることやら…。
こうして文章にしてしまうと淡々とした感じになりますが
活かせる失敗というか、それが通過点のような感じでしたので
合間とはいえ3~4日で一定の成果を出せたのはラッキーでした。
銀の音彩~月成(haq’s works)~より
【龍指~龍の指切り(契り)~異聞奇譚】
「龍の指切り(契り)」をテーマに御伽話を書いたのは、くりから工房を世田谷に移した年の2009年7月でした。
そこから更に遡ること3年前の2006年の秋に
「龍指~壱~」をオブジェとして想作していました。
爪の形に似たテクタイト(モルダバイト)を入手したのを機に
ただ漠然と「龍の指を作ってみよう」と手掛けたのだと思います。
そんな「龍指~壱~」が私の手元から離れたのを機に
御伽噺に沿った小根付として「龍指~弐~」を想作。
そして今作「龍指~参~」は前作までの純銀製ではなく
動物の骨を用いた素材にて初の試みに挑んでみました。
販売する事を目的としていなかった事もあり、失敗を恐れずに
大胆なアプローチでザクザク削り、彫り込んでゆきましたが
その全ての工程を画像に収める事を失念しておりました。。。
・・・という訳で、こちらが彫り上がりの画像になります。
基本オブジェですが、私物の指輪も担っています。
それは、根付でいう「なれ」を計り知る為です。
そんな目的から、こちらも初となる彩色を施してみることにしました。
2014年の芸術の秋は染色にトライ&エラーです!
つづく・・・
銀の音彩~月成(haq’s works)~より
【龍指~龍の指切り(契り)~異聞奇譚】
鴉(からす)&髑髏(スカル)の道化(ピエロ)指輪(リング)の制作過程を通した作り手の想いなどを交えまして、このページでお伝えしております。
【猫&スカルのピエロ指輪(リング)の想作】
【梟&スカルのピエロ指輪(リング)の想作】
【兎&スカルのピエロ指輪(リング)の想作】
【蛙&スカルのピエロ指輪(リング)の想作】に続く第五弾!
鴉の道化の登場です。
鴉といえば、くりから工房の看板アイテムの1つに烏天狗シリーズがありまして
これまでたくさんの烏天狗リングを想作する中でカラスの特徴を捉えながら
そのプロポーションとキャラクターの解釈を日々構築してきましたが
今作はそこに道化というキーワードを添えての新しい展開となります。
更に、カラスの頭骨を下調べしながら掘り下げてゆくと
新たな発見なども色々とあったりして大変興味深いです。
そして、その最大の特徴であろう堂々たる嘴を生かすべく
引っ掛かりを考慮した角度を調整して描き出してゆきました。
カラス面の方にはハートを図案化した隈取を彫り込み
一般的に忌み嫌われ、凶兆とも揶揄される鴉の情を
ハートのピエロへとインクルードさせてみました。
二本のラインが絡み合うようなイメージでハートを描き
愛の象徴とされるハートに「絆」を織り込んでみました。
道化の涙シリーズ恒例の襟は、光り物が大好きな鴉に相応しい
首飾りに見立てた丸珠を取り巻いた装飾と柔らかなレースを
組み合わせたような感じでデザインを展開させてみました。
来月リリースされる予定で進行中です☆
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くりから工房の「干支:未(羊)」の想作:3の制作過程を通した作り手の想いなどを交えまして、このページでお伝えしております。
ワックスからシルバーへの鋳造工程を経た2015年の干支「祥雲」の原型です。
ふわりふわりと漂う羊雲の中から、ふと流れを読んで羊がふり返ると
その示す先にある吉祥を愛らしい目で見つめている…そんな意匠です。
祥雲の「祥」の字は示偏に羊とあるように「羊の示す所に祥あり」という解釈です。
【メモ】
神仙・飛天・龍・鳳凰・麒麟・天馬などは天上界において瑞雲を伴って飛ぶとされ
雲芝雲は如意(「思いのまま」の意)の形と同じで如意雲とも呼ばれています。
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昨日、高杉氏のブログで報告がありましたように所属事務所を
11月1日付けでオスカープロモーション様へ移籍した事に伴い
2008年からWebスポンサーとディレクションを担っておりました
『高杉瑞穂オフィシャルサイト~Mizugiwa~』は、その役割を終え
全ての管理がオスカープロモーション様に移行する運びとなりました。
このホームページは「事務所を移籍しても変わらない場所」の必要性を感じ
友人でもある彼をフォローすべく、場の提供とサポートをしてきました。
以来6年間「大手の事務所に移るまでは面倒をみる」と心に決めていた約束を
ようやく果たすことが出来て、今は本当に良かったと思っています。
閲覧可能期間は2014年11月末となります。
最後は不定期ながら毎週「M☆」のギフト画像を更新してゆきます。
変わらず御支援下さった全ての方々に御礼申し上げます。
Web Site Sponsor : quricala.com
蛙(かえる・カエル)がピエロとなったリング(指輪)。不思議の国のアリスや御伽話のキャラクターに登場しそうな動物アクセサリー。
三幅対を象ったクラブが顔に描かれた【Frogs Club】
カエルとスカルのハーフ・マスクがピエロと化したリングです。
両面性を兼ね備えた護符である蛙(カエル)のピエロです。
貝殻モチーフの襟は女性原理、クラブは男性原理であり
その中立的な立場で見守る三位一体が織り込まれています。
詳細はこちらから御覧下さい。
【蛙と髑髏のピエロ指輪(リング)~Frogs Club】
~原型の想作ブログ~
【蛙(カエル)&髑髏(スカル)の道化(ピエロ)指輪(リング)の想作】
~道化の涙シリーズ~
【道化の涙~Hide Circus】
不思議の国のアリスや御伽話のキャラクターに登場しそうな動物アクセサリー
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