年内最後の納品を赤坂某所で終え、とはいえ来年に持ち越しとなってしまっているオーダーが幾つもあるので、来年の準備をする合間に年内の御挨拶を綴っております。
今年は何といっても年明け早々から、昨年秋リリースの
大橋隆志氏の30周年に合わせて製作されたアイテム
Psychold~サイコルド・ブレスレットの追加制作に始まり…
これが4月中旬位まで引っ切り無し&付きっきりでした。
そして2月には念願の聖飢魔IIの武道館公演のステージに
憧れのジェイル大橋代官と共にPsycholdも立たせて頂き…
2日間の武道館公演で蒔かせて頂いた種も芽吹き
やがて花を咲かせ実が成る事を祈りつつ…
作家活動名義の月成としてのアーカイヴの要素が
色濃く反映された内容の雑誌掲載の準備もしつつ…
様々な事情が重なり10ヶ月以上もの時間を要して完成した
帯留めも扇蔵様から「最高傑作です」として迎えて頂きました。
そして、この場では御紹介しきれませんが
オーダーメイドで制作させて頂いたジュエリーや
くりから工房のアクセサリーの御注文を数多く頂き
今年もあっという間に1年を終えようとしております。
今年も関わり合って下さった全ての皆様に御礼申し上げます。
冒頭にも書きましたが、来年に持ち越しの御注文も多く
くりから工房は年明け2日から作業を開始致します。
行く年、来る年、
去る年、来る酉、
2017年も皆様にトリまして心豊かな実感と共に
ささやかな最高と実り溢れる年になりますように☆
毎年恒例の干支シリーズ、来年2017年の干支「酉(鳥)」の制作過程を通した作り手の想いなどを交えまして、このページでお伝えしております。
「登竜門~鯉の滝登り」にちなんで
飛べない鶏がもし飛ぶ事が出来たら鳳凰に成る
「飛鳳門~鶏の飛び巡り」といったようなイメージで
具体的なデザインは描かずに制作を始めてみました。
末広がりの扇を羽のように見立てたシルエットがベースで
金属ながらも軽やかに見えるように湾曲させてみました。
下絵の段階では駆け出して飛び立とうとする鶏を描いてみましたが…
立体化してゆくうちに足を大きく開脚させた感じへと変わり…
白鳥の湖ならぬ、銀鶏の湖、、、バレリーナに扮した鶏のようなシルエットに…
全快に広げた翼や裏へと続く尾羽を彫り上げてゆき
背景は旭光のイメージで鶏が光を浴びるような感じに…
大よその意匠が固まりつつあるなか、ひと段落ついたところで
姿勢を正すかのように鶏の首から上をグっと反らせてみると
よりバレリーナに扮しているかのように見えてきました。
腹部周りなどは、鶏のイメージよりも鳳凰のアプローチで
威風堂々とした印象となるようなディティールを彫り込み…
腹部同様、裏側も鳳凰の尾羽をイメージした模様を描く事で
飛ぶ事が叶った鶏の一部が鳳凰化している様を想作してみました。
帯留のフックとなる部分は、尾羽から抜け落ちた3枚の羽がひらりと舞う景色…
ここまでの段階でワックスによる制作は終了です。
こちらはシルバーに鋳造された原型の画像です。
裏側はこんな感じにまとまりました。
黒く燻してみると、造形の細部などもより浮かび上がって見えます。
商品化する際には、羽を中心に細かいテクスチャーが施されます。
羽も生えている個所によって雰囲気が異なって見えますので
その辺りを踏まえ柔らかい感じになればとイメージしています。
原型の重さは約27g、商品化した際は20g位に仕上がる予定です。
【干支を身に付ける】
これまでの干支モチーフはこちらから御覧頂けます。
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