遺灰が納められたハワイの宇宙をテーマに『ホヌ(亀)、プルメリア、マイレ、スクロール(波)』で模様を描いたペンダントのオーダーメイドで、ハンドメイドによるオリジナルデザインのシルバーアクセサリーを御紹介致します。
「ハワイ」そして「包容」を題材にモチーフをピックアップし
ラフの段階で30案ほどあったものを8案までにまとめ
第一案のデザインを御提案させていただきました。
その中から組み合わせなどを変えるなどして
決定したのがこちらのデザインになります。
片面にはスクロールとマイレを融合させたデザインを
もう片面にはホエール・テイルと浮遊するホヌを配し
ハワイをテーマにした宇宙(感)を表現してみました。
底面には家族の象徴としてプルメリアを咲かせてあります。
この作品を取り掛かるに当たり特殊な型を用意し
そちらを元にワックスによる造型から模様までの想作
そして中に収まるケースの固定方法なども考案しながら
今後の指針、そして活用に大きく役立つアプローチです。
家族の絆に通じる今回ピックアップさせて頂いた
それぞれのモチーフの意味を記しておきます。
【マイレ】
レイで結んで神聖なる結びつきを表わす「マイレ」は
ハワイでは古くから人と人とを結ぶ象徴とされます。
【スクロール】
寄せては返すスクロール(波)は永遠に途切れる事のない愛を表します。
【ホヌ】
災いや危険から身を守ってくれる海の守り神「ホヌ(亀)」。
【ホイール・テイル】
出会いの奇跡を幸運に託された「ホエール・テイル(鯨の尾)」。
【プルメリア】
大切な人の幸せを願う意味を持つ「プルメリア」。
その5枚の花びらには「ALOHA」の5文字に当てられます。
【A】は、Akahi(アカハイ)「優愛」
【L】は、Lokahi(ロカヒ)「調和」
【O】は、’Olu’olu(オルオル)「快感」
【H】は、Ha’aha’a(ハアハア)「謙虚」
【A】は、Ahonui(アホヌイ)「忍耐」
…こうして深まる家族の絆は次世代へと受け継がれます。
【オーダーメイドについて… 】
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國學院大學博物館にて開催中の「狂言―山本東次郎家の面―」を観覧してきました。
高校生の頃に一度だけ観たことがある狂言。
無知な高校生には全く台詞なども入ってこず
敷居の高さだけを記憶に30年経過していました。
能面に比べると、その存在はマイナーな狂言面ですが
今回の特別展では山本東次郎家が所蔵する名品の数々が
出品されるとの事で、仮面好きとしては見逃せない機会です。
舞踊的な要素の中で、悲劇的な内容が多い能とは対照的に
道化的な要素が強い狂言は、人の失敗や愚行にフォーカスし
時代の進化に関わらず繰り返される過ちを滑稽に捉えている。
いつの時代も変わることのない人間の愚かな本質を
単なる風刺ではなく、権力に胡坐をかいた見栄っ張りや
色物欲を捨て切れない僧侶、神通力を持たない妖神、
女面でも能面のような悲劇性を纏った鬼女面ではなく
人間味溢れる豊かな表情で笑いに包み心を和ませる。
この愛嬌溢れる「神鳴(かみなり)」面なども雷神好きとしては
達磨が何だかばつの悪そうな表情を浮かべているかのようで
その狂言の本質の(ほんの)欠片を感じ取ることが出来ます。
額に浮かび上がる血管から「癇癪持ち」とされていますが
この稲妻のように浮かび上がる血管は雷神系の面に見掛け
実は4年前に着手した面根付(未完成)でも用いています。
そして何より最も興味深いのは、狂言では人間の本性、つまり
誰もが心の隅に抱える欲や見栄を携えて生きているのだから
過失を追い詰めたり裁いたりすることなく互いに許し合って
大らかな気持ちで生きていけたらいいと示唆している点です。
これはまるで、過剰かつ敏感な昨今の日本のあり方に
改めて一石を投じているかのような古典芸能であります。
会場:國學院大學博物館 企画展示室
会期:平成30(2018)年5月26日(土)~7月8日(日)