サムライ・ブルーのラピスラズリをサッカーボールに見立てた八つ菊のブローチのオーダーメイドで、トラディショナルなデザインをオマージュとしたシルバーアクセサリーを御紹介致します。
大きなラピスラズリをサムライ・ブルーのサッカーボールに見立て
末広がりの扇から「八」に通じる八つ菊でこの大きな石を覆い
(12年前に制作させて頂きましたサッカーボールの指輪と同じく)
八咫烏の3本足が八つ菊を掴んでいる(掌握している)という意匠です。
この大きなラピスラズリは前作2014年に制作致しました
サッカーボールのペンダントを納品させて頂いた直後に出逢い
ブローチを制作することは、この時から決めていました。
ワックスにて八つ菊のフレームを立体化しましたが
うっかり撮影するのを忘れてしまっておりましたので
鋳造後からの画像とあわせて過程を掲載しておきます。
(ちなみに鋳造後の重さは22グラムでした。)
こちらの画像は裏側に金具や下駄を取り付けてから
仕上げの磨き工程の3つくらい前の状態のところです。
この段階でシルバーのフレームを全て黒く燻します。
八つ菊の透かし部分や八咫烏の3本足部分の周辺に
自然なグラデーション効果が表れるよう仕上げてゆきます。
磨きの工程を経て真珠を試しに載せてみたところです。
このワンポイントの石をルビーか真珠かで迷いましたが
八つ菊とラピスラズリに真珠を合わせて正解でした。
扇蔵様からも「真珠にする事によってこのデザインの良さが
ぐんと引き立っていると思います」との御言葉を頂きました。
八つ菊のフレームにラピスラズリを留める前に
最終的な位置(向きなど)を確認しているところです。
大きなラピスラズリをサッカーボールに見立たブローチですが
サッカー以外の場での活躍も期待出来そうなデザインで
それぞれの装いの場に合わせた独特な存在感を放ちながら
八つ菊を掴む八咫烏の3本足のように掌握してくれそうです。
先ずはワールドカップ、決勝トーナメント進出おめでとうございます。
【オーダーメイドについて… 】
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第31回東京国際ミネラルフェアの招待券を頂き、鉄隕石/隕鉄(ムオニオナルスタ)と、トルマリン・イン・クォーツ(トルマリネイテッドクォーツ)を新たに迎え入れる事が出来ました。
仕事柄、色んな宝石を所有していますが
鉱物コレクターとなると、それには程遠いレベル。
時間とタイミングが合った時に蒐集している感じで
好みの物に出会えたら…と、ここ数年探しているのは
加工用に探している隕鉄(鉄隕石)と
貫入り水晶(クォーツ・イン・クォーツ)です。
本日は土曜日という事もあって会場内は大盛況。
何か面白そうなものを探しに…という余裕はなく
目的のものだけをピンスポットでチョイスという感じで
約1時間ほどの滞在でしたが、良い出会いがありました。
天然の幾何学模様(ウィドマンシュテッテン構造)が美しい
鉄隕石/隕鉄(ムオニオナルスタ)はエッチングを活かした
ペーパーナイフに加工する事を目的としていますので
数ある中で理想的なものを見つける事が出来ました。
こちらはトルマリン(電気石)の結晶が内包された水晶
トルマリン・イン・クォーツ(トルマリネイテッドクォーツ)。
貫入り水晶(クォーツ・イン・クォーツ)の
氷の中に閉じ込められたかのようにも見える
天然アートのような一瞬の不思議さが好きで
今回はどんな貫入り水晶に出会えるか楽しみでしたが
このグリーン・トルマリンの結晶が浮かび上がるように
内包された水晶に惹かれ観賞用に連れて帰りました。
観賞用とはいえ、トルマリン=電気石の名の通り
結晶の両端が+と-に帯電する性質がありますので
その辺りの効果などもちょっと気になったりしています。
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会場:スペースセブンイベント会場
ハイアット・リージェンシー東京/小田急第一生命ビル1F
開催期間:6/1(金)~4(月) 10時~18時
主催:TIMA 東京国際ミネラル協会