芥子の花と蘭をモチーフとしたバレッタ(ヘア・アクセサリー)のオーダーメイド。ユニークなオリジナルデザインで、カスタムメイドならではの魅力あふれるジュエリーを御紹介致します。
芥子の花と蘭がモチーフの題して「けしからん」です。
昨年制作させて頂きました大小2つの鞠玉がモチーフの
「たまらん」と題されたブローチに続く蘭様のアイテム。
「けしからん」というワードで6パターンほど
(地金や石の配色も含めると20パターン近く)
デザイン展開した中から決定したデザインは
蘭の花弁の中央に芥子の花をあしらった宝相華。
髪の毛を結わえたところを想像しながら
そこに象徴的に飾られているイメージにて
そのユニークな存在感を浮かび上がらせます。
イラストとリアルの中間辺り「二次元半」のイメージで
花びらの柔らかく、しなやかなフォルムを表してみました。
スリーカラーのコンビネーションで華やかな印象です。
先ずはゴールドの部分のテクスチャーから施してゆきます。
シルバーの部分は彫金を活かしたドットによる線の表現で
中央から溢れ出るような自然な感じを映しこんでみました。
裏側のワニ口金具の構造はデザイン以外で
最も考える時間を費やした部分でありましたが
強度・一体感共々、良いシステムが構築出来ました。
パールに特殊な加工を施してルビーを留めてあります。
「一つ目」のようにも見えてシュールな印象です。
唇弁(リップ)は舌のようなデザインで
地金もK18ピンクゴールドでよりリアルに。
スラップによる艶消し加工が施されています。
蕊(しべ)のような蔓をくるりと配し
アッカンベーのポーズがとられています。
真珠に象嵌するかのように地金を埋め込み
石を留める方法は遊び心あふれるアイデア次第で
今後も色々なシーンでの登場が期待出来そうです☆
まるで芥子の花と蘭の花の妖怪のような意匠に仕上がりました。
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井の頭恩賜公園の中にある
井の頭弁財天の探訪記~2018年
かつては月に一度は散歩で訪れたり
住居を探していた時期もあったエリア。
今でも季節の節目に気持ちを入れ替えたり
言葉にし難い普遍的な景色に包まれたくなる。
そんな井の頭池のほとりにある紅一点の弁天堂は
華やぎを添えながら弁財天の存在感を放っている。
井の頭弁財天は天慶年間(938-946年)に源経基が
伝教大師作の天女像をこの地に祀ったことに始まり
1197年に源頼朝が東国の平安を祈願してお堂を建立。
その後、何度か焼失に見舞われる事となったが
現在のお堂は昭和初期に再建されたという事です。
こちらの狛犬は達磨に耳を付けたかのような大胆なお顔。
作者に制作の意図をお伺いしてみたいような気もするが
様々なご当地キャラクターを見慣れているせいだろうか
こちらの表情まで緩ませてしまう愛らしさもあるのです。
本堂裏手の銭洗い弁天では龍神様が口を開けてお待ちかね。
こちらもなかなかユーモラスな表情です(嫌いじゃない)。
【井の頭白蛇伝説】
首筋に3枚の鱗を生やした娘が実は池の主の化身だったという
その白蛇に変化した娘を偲んで供養のために作られた宇賀神像。
しかし、その顔は娘(女性)ではなく翁である。
井の頭弁財天のご本尊は8本の手を持った八臂像で
(縁起によれば、この弁財天像は最澄の作とされる)
頭上に宇賀神を載せ鳥居を冠している姿の秘仏であり
簡単にお目に掛かれませんが(巳年に御開帳される)
弁天堂の正面から左手奥にある七井不動尊のお堂前に
ひっそり鎮座する宇賀神を冠した弁財天の石像に救われる。
後背に彫られていたのを見落としたかもですが
二臂の弁財天が剣と宝珠を持つ姿は少し珍しい。
(物凄く珍しいという訳でもないと思いますが)
こちらの弁財天は優しく穏やかな表情をされていますが
宇賀神の方は険しい感じ…こちらも翁でしょうか?
これまで何度も足を運んでいましたが
こうして記事にしてみると新たな発見や
疑問なども次回に繋がる楽しみとなりました。