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ポールマッカートニー フレッシュンアップ・ジャパンツアー@東京ドーム 2018年11月1日 | 2018-11-17

ポールのコンサートに参加する機会に
長い間なかなか恵まれずにいました。

1990年代になってポールのライブのセットリストに
ビートルズの曲が多く入るようになった事が話題になったが
その当時発売されたTripping The Live Fantasticで聴いた音は
時代を映すかのように華やか過ぎる印象だった事も距離を感じた。

その後のFree as a Birdのレコーディングは本当に素晴らしかったが
ジョージハリスンの死によって、そういった事も不可能になった。

2010年代になって何度も来日してくれたものの
どうしても自ら進んでその気になれずにいたのだが
今回は新作Egypt Station に収録された
I Don’t Know を聴いて一気に心が傾いた。

ビートルズにまつわるあらゆる事を全て受け留めて
何もかも解放されたような印象がこの曲にあった。

今こそ「ビートルズの生の声」を聴いておかなくては…と。

なぜかライヴ当日の朝からリフレインしていたのは
Live and let dieの冒頭のメロディばかりだった。

一度聴いたら頭から離れない親しみのある
そして抑揚感あふれるメロディアスな楽曲こそ
いかにもポールマッカトニーである!と賛同する。

両サイドの縦長のモニターに映し出されたのは
ポールマッカートニーの軌跡のように作りこまれ
ビートルズがあって今の自分があると受け取れる。

この序章もまた後に効いてくるボディブローのように
最高のシチュエーションだったと今になって思う。

A Hard Day’s Night
Junior’s Farm
Can’t Buy Me Love
Letting Go
Who Cares
Got to Get You into My Life
Come On to Me

オープニングから数曲は歌が聴こえ難かったが
恐らくそれは東京ドームの特殊な音響に
耳が馴染んでいなかったのかもしれない。

最初のMC「ニホンニカエッテキタヨ」すら
なんだかとても弱々しく聴こえたほどだったが
ほどなくして、それは帳消しとなった。

Let Me Roll It
I’ve Got a Feeling
この時点でシャウトもギターも響き渡ってきた。

そしてここからはピアノを弾きながら…
My Valentine
1985
Maybe I’m Amazed

ビートルズのカバー曲では1958年テディーベアーズ
(フィル・スペクター作曲&プロデュース)の
To know him is to love him「会ったとたんに一目ぼれ」
(ビートルズでは「To know her is to love her」)が好きで
ゆったりと優雅に始まり、メロディアスに盛り上がるサビは
20歳そこそこの当時から今もなお心に焼き付いているが
個人的にはその曲を思い出す In Spite of All the Dangerは
同じく1958年クオリーメン時代にレコーディングされた曲だ。

We Can Work It Out
In Spite of All the Danger
From Me to You
Love Me Do
Blackbird
Here Today

Queenie Eye
Lady Madonna

アコギに持ち替えて「ミンナダイスキ」といった後
ちょっとしたハプニングがあったのもまた良かった。
Eleanor Rigby

Fuh You
Being for the Benefit of Mr. Kite!

ウクレレの弾き語りから始まる
Something
とてもドラマティックだった。

「イッショニウタオヨ」と誘われて
みんな童心に帰ってしまった
Ob-La-Di, Ob-La-Da

Band on the Run

Back in the U.S.S.R.
演奏後のお決まりの?タッチ
そしてバイオリンベースを客席に
投げ込もうとする仕草も抜かりなく。

そして、まさかこの曲で涙あふれるとは…
個人的には「仕方ない」と訳している

Let It Be

これまでに数え切れないほどに聴いてきたが
イントロが始まった瞬間から涙が止まらなかった。

仕方ない、生きていれば仕方が無い事も多々あるのだ。

そして朝から頭の中で繰り返された
Live and Let Die

この日2度目の感涙
Hey Jude

大合唱と共に本編の幕は閉じた。

【アンコール】

I Saw Her Standing There
Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band (Reprise)
Helter Skelter

そして、ずっと聴きたかったこの曲で三度目の感涙。
Golden Slumbers
Carry That Weight

15年ほど前、渋谷の工房から自宅へ帰る途中
エンドレスでこの曲が頭の中で流れていた時期がある。
数年もの間、毎晩のように流れていた思い入れのある曲。

至福の時である。

The End
3本のギターによるギターバトル
七色の照明も美しくステージに映え
見事なエンディングを迎える。

時折ステージ上でおどけてみせるポールは
まるで子供あやす父親のようにも映った。
そう、やはり我々はビートル・チルドレンなのだ。

選曲はビートルズの曲が半分以上を占め
それ以外も誰もが一度は聴いた事があるような曲
聴き覚えのある曲、その親しみのあるメロディーの数々は
ポールマッカトニー大全集と捉えることが出来るが
まさにそれこそが今なおポールが伝えようとしている
ポールが受け留めて背負い解放している姿のように思える。

平成最後の秋を最高に締めくくることが出来た。

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