くりから工房~Blog (Archive & Search)

聖飢魔Ⅱ 大教典「BLOODIEST」発布

2022-09-27
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聖飢魔IIが解散後初(実に23年振り)となる新譜大教典『BLOODIEST』が遂に発布されました。

日々の移動時間に合わせたプレイリストと
JJ SILVERの作業時間はアルバムを通してと
23年振りとなる新作を楽しませて貰っています。

タワーレコード渋谷店では10月2日まで
この新譜大教典「BLOODIEST」発布記念で
2階催事スペースを聖飢魔Ⅱ POP UP SHOPとして
占拠しているとの事で立ち寄って参りました。

様々なメディアにて取り上げられている
このショットも大画面では迫力も倍増!

JAIL大橋代官の胸元をクローズアップすると…

2021-2022 JJ Silver Collectionである
APPLE CHARMも確認する事が出来ました🍎

『BLOODIEST』のCD用のジャケットにも
APPLE CHARMを確認する事が出来ますが
これは制作者にしか判らないですよね…^^;

そしてもう一つの大画面ボードと
JAIL様の御尊影等身大パネルでは…

2016年聖飢魔IIの大黒ミサFINAL(武道館公演)で
3機(RS-JAIL・PE-JAIL ROCK・PE-JAIL ROLL)の
ギターストラップに装着してお披露目された
『APPLE PINS』がGULITTERのストラップに🍎。

試作のAPPLE RINGとの2ショットです^^

そして先月発売された「We ROCK」の表紙では
2020-2021 JJ Silver Collectionである
『ENMA~炎魔ピックケース』ペンダントが…

更に今月発売の「METAL HAMMER JAPAN」では
と~ってもクールなJAILさんのショットの中に
APPLE CHARM & APPLE PINSが確認できます🍎

いよいよ来月から真の黒ミサが始まります。

くりから工房も新作リリースを控え
日々その準備に追われていますが
各雑誌やメディアを通しての高揚感と
新作『BLOODIEST』を聴きながら
皆様にお届け出来るよう励んで参ります♪


北斎 百鬼見参 ~ すみだ北斎美術館

2022-08-20
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すみだ北斎美術館で開催中の「北斎 百鬼見参」を観覧してきました。


葛飾北斎といえば『富嶽三十六景』の「凱風快晴」や
「神奈川沖浪裏」を思い浮かべるかと思いますが
個人的には北斎の描く「雷神」の迫力がとても好きで
今回の企画展でも多くの雷神さんが登場していますが
(版本のものだったりという事で作品としては小さく)
北斎の雷神についてはまた別の機会に改めるとして…。

今回の観覧の一番の目的は北斎の肉筆画「道成寺図」でした。

般若は北斎漫画でも描かれていますが、肉筆画はやはり別格。
般若の面というよりは鬼女そのものといった生々しい表情で
能という舞台上で役者に鬼女が憑依したような描かれ方です。

儀式等では仮面は装着することによって神憑りとなりますが
この「道成寺図」の般若面はある意味では装着することで
仮面の方が神憑りになったというような感じにも見えます。

因みにこの般若面は耳がなく舌があるところから
真蛇かもしれないとの展示記述がありました。

「道成寺図」(蛇)繋がりという訳でもありませんが…
百物語「さらやしき」を続いて御紹介しておきます。

怪談芝居の『番町皿屋敷』が題材であるものの
古井戸に身を投じたお菊が古井戸から蛇と成って
姿を現しているが、その蛇の胴体を皿のように描き
その皿の文様が蛇紋と化すように洒落ていて流石です。

更に「道成寺図」繋がりという感じですが…
こちらも百物語から「笑ひはんにゃ」です。

これまで様々なテーマを般若に託してきた拙者ながらも
当然のことながらここまでの領域に達するには程遠く
ついついカッコよさと新しさばかりを模索していますが
笑い般若というテーマには長きに渡って興味があります。

今回の企画展ではパネルとなって出迎えてくれています。

大津絵「鬼の寒念仏」のパネルもありました。

とっても親しみのある名バイプレーヤーのような存在感です。

バイプレーヤーといえば「朱描鐘馗図」も素晴らしかった。

鬼が主役なので魔除けの鍾馗は今回は脇役となりますが
北斎の肉筆画という事では鬼という題材の枠を取り払い
とても神々しくそこに在りました。

朱描きには流行病の疱瘡除けも込められていたとされ
朱描きの鐘馗ともなると最強の守護図のひとつであり
目、鼻、口などを限りなく黒に近い色を重ねることで
そのチカラがより宿っているように見えます。

最後に「琵琶に白蛇図」を御紹介しておきます。

色彩豊かな布袋に包まれた琵琶に絡みつく白蛇。
白蛇は弁天の使い(もしくは化身)であるとされ
琵琶は弁天が携えている事から巳巳の日に描いた
弁天の縁起に八十八老卍は何を願ったのだろう。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・
会場:すみだ北斎美術館 3~4階企画展示室
会期:2022年6月21日(火) 〜 2022年8月28日(日)
北斎 百鬼見参


SEIKO LORDMATIC SPECIAL AUTOMATIC 23JEWELS

2021-08-28
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RIP My generous father
1937(Feb.2) – 2021(Aug.2)

この日から暫く時間が止まってしまいました。

このセイコーのロードマチックスペシャルは
私が高校生の頃に父親から譲り受けた
1970年頃の自動巻き式の腕時計で
元々はセイコーに勤めていた父の兄
(つまり私の伯父)から父へのギフトでした。


手前が父、その後ろが伯父、その隣は祖父です。
(女の子はたぶん一番上の従姉かな…)

ムーブメントは第二精工舎(亀戸)製の
52系5206微動緩急装置が搭載されており
振動数もHI-BEAT(8振動)が採用された
当時としてはスペシャルなモデルとのこと。

スペシャルとはいえ50年前の実機ですので
4~5年前にオーバーホールした際に
ベルトの劣化に関して指摘されつつも
特に不自由なくそのまま使えてましたが
先日父が亡くなってから3度もポストが抜け
時計を落としそうになったので交換する事に。

ネットで探してみたらLORDMATIC純正ベルトで
とても50年も前のものとは思えないほどの
保存状態の良いデットストックを見つけました。
(駒の外し方のステッカーまで残ってます。)

父の形見となってしまった時計ですから
また安心して長く大切に使いたいと思います。

まだまだ以前のような日常には程遠いですが
遅れてしまったぶんを少しずつ取り戻しつつ
この時計の針も改めて日常を刻み始めました。


光岡自動車 Viewt ~初代ビュートMT 1998年式

2021-03-24
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春は別れの季節などと云われたりもしますが
この春お気に入りの愛車とお別れしました。

光岡自動車 Viewt~初代ビュート

光岡自動車 Viewt~初代ビュート

この車を購入したのは今から23年前の1998年。
90年代の国産車は似たような顔した車が多く
またマニュアル車もほとんど姿を消していた中
某カー雑誌の最後のページで紹介されていたのが
この光岡自動車によるViewt~ビュートだった。

Viewtのデザインは、日産マーチをベースに
英国車のジャガーMk2をオマージュしており
マーチの完成車からボディの内外装を分解し
1車両ずつ手作業によりカスタマイズされるため
納車まで3~4ヶ月ほど要したと記憶している。

トランスミッションは5速MTのタイプで
この辺りは「さすが日産クオリティー」
エンジン共々23年間で不具合などは
一度も生じることはありませんでした。

Viewtの特徴の1つでもあるメッキパーツが
外装の各所にポイントのように施されていて
無骨になりがちな金属パーツとの好バランスで
上質感のあるデザインに仕上げられています。

当時(2000年以前)はとても珍しがられ
対向車の運転手さんを振り返らせてしまったり
なぜか歩行者の方々が手を振ってくれたり…
そんな事をしばしば経験した優しい車でした。

街でViewtをよく見かけるようになってからも
この青い色のViewtと出逢うことはなかったが
(もし私的な事情が許されるのであれば)
今ならアースカラーをベースにした感じや
2色使いのバイカラーなんかに塗装すれば
あと数年楽しませてくれたかもしれません。

このフロントフェイスの美しい曲線プレスは
光岡自動車の誇り高き技術の1つである…と
当時の販売員の方が話されたのを思い出します。

個人的にはこの辺りから眺めた感じの
フワっとしたボリュームと優しいラインに
美しい仕事してるなぁと惹かれていました。

現在までViewtが様々な経緯を辿っている中で
個人的に最も光岡自動車さんらしいと思ったのが
2002年の2代目マーチK11型の生産終了に伴い
2003年以降は状態の良い中古車を用いての
メイクアップ車(光岡認定中古車扱い)として
Viewtを継続させたのは素晴らしい取り組みでした。

2013年に認定中古車の販売は終了しましたが
この青いViewtをベースにしたメイクアップ車を
近年になって思い描いていた日々もありました。

メイクアップビュート

2009年以降は保安基準(外装の技術基準)の改定で
バンパーのオーバーライダー等が突起物扱いとなり
そういった面でもレアなモデルとなりつつあった。

1998年式ですからオーディオはカセットテープです。
当時は20本くらい積んで音響も微調整していました。

iPodの現在を思えばなかなか面倒な事ですが
限られた時間の中に自分の思いを込めるように
曲順を構成しながらテープにダビングする作業も
ドライブには欠かせない準備の1つでしたね。

オプションの木目パネルによるワンポイントは
当時のヴィンテージ好みには心くすぐられました。

光岡自動車さんの「小さな工場には夢がある」
というキャッチフレーズも凄く好感がありました。

「将来自分で工房を持った時に使っても良いですか?」
と納車時に販売担当者さんにお伺いしてみたところ
「どうぞ是非とも使ってください」と快諾して下さり
くりから工房のキャッチフレーズは1999年以来
「小さな工房だから出来る事があります」になりました。
↑この話はひょっとしたら初めて明かしたかもしれません。

小さな工場には夢がある
光岡自動車 Viewt 現行モデルWebSite

Wikipedia【 光岡・ビュート


伝説の面打たち~東京国立博物館

2020-02-22
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まだまだ実態が解明されていない事が多いとされる面打にスポットを当てた「伝説の面打たち」を観覧してきました。

先ず最初に出迎えてくれたのが「伝山姥」伝赤鶴作
南北朝時代に制作され重要文化財に指定されています。

山姥の面にしては珍しく耳が存在するこの面は
その大きく裂かれた口に歯茎まで表すことで
より独特な凄みの表情が表現されています。

鬼の面の上手(鬼の面に優れた)
赤鶴(しゃくづる)作とされます。

次は室町時代に制作された「大癋見」
佐渡嶋/一透作/久知住 刻銘

癋見(べしみ)とは下あごに力を入れ
口をぐっと結んだ表情の鬼神面のことで
大癋見は目を見開いた大形の癋面。

この大癋見はそのぐっと結んだ口の上下が
力強く膨らんでいるのも大きな特徴です。

一透(いっとう)は赤鶴の別名という説もあるそうです。

次は「鼻瘤悪尉(はなこぶあくじょう)」

文蔵作/満昆(花押)とありますが、これは
江戸時代の面打である出目満昆による鑑定銘。

悪尉とは恐ろしい表情をした尉(老翁)の面で
額に浮かび上がる血管も稲妻のように力強い。

「茗荷悪尉(みょうがあくじょう)」
文蔵作/満昆(花押)室町~安土桃山時代

頬骨を細く鋭く突起するように彫られており
茗荷のような形の眼に耳は表さないのが特徴。
人間を超越した存在(異形の神)に用いられる。

こちらも同じ「茗荷悪尉」
春若作/満喬(花押)室町~安土桃山時代

こちらは先程の茗荷悪尉のような
抽象的・デフォルメ的な表現は控えめで
鑿跡のない滑らかな印象の仕上がりです。

最後に「増髪女(十寸髪) 」
増阿弥作/満昆(花押)/満猶(花押)

眉間にある左右二筋ずつの皺とその上の大きな窪み
そして乱れた髪は神がかった状態を表しているとされる。

たくさんの女面の中で特に気に入った面でしたので
角度によって異なる表情をInstagramに載せておきました。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・
会場:東京国立博物館 本館14室
会期:2020年1月2日(木) ~ 2020年2月24日(月)
伝説の面打たち


特別展「人、神、自然~ザ・アール・サーニ・コレクションの名品が語る古代世界」

2020-01-30
特別展「人、神、自然~ザ・アール・サーニ・コレクションの名品が語る古代世界」 はコメントを受け付けていません

特別展「人、神、自然~ザ・アール・サーニ・コレクションの名品が語る古代世界」を観覧してきました。

カタール国の王族ザ・アール・サーニ殿下が収集された
世界各地の古代文化が生み出した工芸品コレクションから
「人」「神」「自然」をテーマに沿って古代世界を巡る。

古代の人々は、神々や死後の世界をどのように捉え
自分達をどう表現し、自然界をどう認識していたのか
古代の美術工芸品に投影された図像・意匠などから
当時の人々の意識や世界観の断片を窺い知ることが出来る。

2匹の蛇が左右対称に並ぶように絡み合い
その先端は2匹の蛇の頭部は向き合っている。
ハート形と丸形の石(ターコイズ?)の痕跡と
尾の部分にはドロップ形の痕跡が残っている。

古代より蛇を模した装身具は手首や上腕に装着され
幸運や愛を表すモチーフが用いられたとされる。

蛇は地中で冬眠することから再生の象徴とされ
その邪悪で時に致命的な危険をもたらす事から
護符とされ、豊穣をもたらすと考えられていた。

水や豊穣に関連するゾロアスター教の女神アナーヒター

この女神は「水を持つ者、湿潤にして力強き者」と呼ばれ
ハラフワティー・アルドウィー・スーラーという別名があり
ハラフワティーはサラスヴァティーのペルシア語読みとされ
インド神話のサラスヴァティーと同起源と考えられている。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・
会場:東京国立博物館 東洋館
会期:2019年11月6日(水) ~ 2020年2月9日(日)
特別展「人、神、自然~ザ・アール・サーニ・コレクションの名品が語る古代世界」


くりから工房2020年~子年

2020-01-01
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喪中につき新年の挨拶を控えさせて頂いておりますが、引き続き本年も宜しくお願い申し上げます。

昨年、御二方との大きな別れがありました。
くりから工房スタートさせた当初から
私の仕事を信じ、応援して下さった方々です。


御依頼主様の干支(子)の守り本尊
「千手観音菩薩」の梵字『キリーク』を
印面にシンボリックに彫り込んだ18金の指輪。


細めのデザインを好まれる御依頼主様より
お預かりした両穴(貫通)の大きな黒真珠を
地金で挟み込むように留めたプラチナの指輪。

どちらも思い出深い作品である事を胸に秘め
御二方からお寄せ頂いた期待に応えるべく
これからも真摯に想作に向き合って参ります。

~・~・~・~・~・~・

梅が丘付近から綺麗に富士山が見えるスポットがあります。

今こそ世の中のますます繁栄していくのを見るとき
御神慮の大きく限りなきことを知り得る。
いよいよ慎みて家業に精を出し御神徳を頂けとなり。

本日は月齢 5.9
力強く満ちてゆく月姿は
元旦に相応しく感じます。

~・~・~・~・~・~・

2008年にスタートさせた干支シリーズが一回りした今年
12年を経て見えてきた佳き所、改めるべき所を見直した
2020年バージョンの子年の干支をリリース致します。

作品名『大黒の子(ね)』

心を豊かにしてくれる金嚢を運ぶ頬っ冠り姿の大黒の遣い。
金嚢は福労、つまり積み重ねた苦労も福と成すとされ
その中には金銀財宝といった物質的な宝よりも
智慧から授かる捉え方、大切な価値観かもしれません。

改めまして2020年も、くりから工房を宜しくお願い致します。


企画展「有栖川宮家・高松宮家ゆかりの新収蔵品」~國學院大學博物館

2019-10-24
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國學院大學博物館にて開催中の企画展「有栖川宮家・高松宮家ゆかりの新収蔵品」を観覧してきました。

お目当ては金工職人の技術が駆使された
精巧かつ美術的な側面でも価値のある
両宮家伝来のボンボニエールです。

様々な意匠が凝らされたボンボニエールは
手の平サイズに浮かびあがる宇宙という面でも
まるで根付にも通じるような雅な芸術品ですね。

ボンボニールとは…
ヨーロッパでお祝いの場に添えられる
砂糖菓子(ボンボン)を入れる菓子器で
日本では明治時代より皇室の慶事の際に
引き出物として配られるようになりました。

いくつも面白い意匠のボンボニエールがありましたが
この場では中でも最も「らしくないもの」という点で
『楊筥垂纓冠形ボンボニエール』をフォーカスします。

楊筥垂纓冠形ボンボニエール

楊筥垂纓冠形ボンボニエール

御紋:三笠宮家
崇仁親王(三笠宮)御成年式御祝宴
昭和10年12月15日

こちら、どこからどう見ても…

ボンボニエールには見えませんね。

いったい、どこにどれだけの砂糖菓子が
収納されるというのでしょう???
一方で、そんな思いを払拭してくれる程の
仕事のバランス感に惹かれました。

楊筥垂纓冠の打ち出し模様の表現も
マットな黒鉄色の金属肌を巧く活用し
やり過ぎ感のない程よい感じが良いですね。

最後にもうひとつ…
『兎置物形松鶴文ボンボニエール』
御紋:久邇宮家
久邇宮良子女王御婚儀御送別
大正13年1月19日

とても精巧な造型のうさぎさん、
香淳皇后陛下の干支は卯ですね。

他にも気になったもの等をいくつか
インスタグラムの方にアップしておきます。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・
会場:國學院大學博物館 企画展示室
会期:令和元(2019)年8月31日(土)~10月27日(日)

企画展「有栖川宮家・高松宮家ゆかりの新収蔵品」


みんなのミュシャ「ミュシャからマンガへ―線の魔術」

2019-09-21
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みんなのミュシャ「ミュシャからマンガへ―線の魔術」をBunkamura ザ・ミュージアムにて観覧してきました。

ミュシャに関する展覧会は2010年の6月に三鷹で観覧した
生誕150年記念「アルフォンス・ミュシャ展」以来です。

【後世への影響を辿る】
いわゆる華やかな「ミュシャ様式」は現代に至るまで
様々なジャンルのアーティストの作品に繋がれており
本展ではその在り方も深く掘り下げた内容になっている。

例えばそれは明治期の文芸誌の挿絵から
1960年代後期のサイケデリックアートまで
個人的にも身近にあったグラフィックである。

こちらでは昨今話題の「体験消費」への対応でしょうか
撮影可能だったエリアから気になった作品を紹介します。

~・~・~・~・~・~・~・

【ミュシャと蛇】

アルフォンス・ミュシャ《エメラルド》

アルフォンス・ミュシャ《エメラルド》


個人的には「ミュシャの描く蛇」に興味を寄せている。
その辺りについては改めて別の機会を設けたいと思います。

サブタイトルにある「線の魔術」そのままに
その流れるような曲線から織り成される装飾として

『鏡によって無限に変化する装飾モチーフ』の中では
ミュシャの描く蛇のシルエットのように浮かび上がります。

アルフォンス・ミュシャ《絵画/四芸術》

アルフォンス・ミュシャ《絵画/四芸術》

背景の円と人物とでQの字を描く「Q型方式」で
後に多くのアーティストに取り入れられたとされます。

この四芸術の絵画を擬人化させた女性像の背景にある
小さく連なる円もまた個人的には蛇をイメージさせる。

アルフォンス・ミュシャ《黄道十二宮》

アルフォンス・ミュシャ《黄道十二宮》

こちらは「守護天使リング」の制作時
資料としても活用させて頂いた思い入れのある作品。

カレンダーとして考案されたミュシャ様式の代表作の1つ。
背景の丸く縁取られた中に12星座が描かれています。

アルフォンス・ミュシャ《夢想》

アルフォンス・ミュシャ《夢想》

こちらも背景の花で飾られた円と人物とでQの字を描く
「Q型方式」のひとつであろうか…。

元々は某印刷所のノベルティとして制作されだけあって
モデルの膝の上には印刷物が大きく広げられている。

守護天使の資料に《黄道十二宮》を用いたように
今もしミュシャの作品を模写するとしたら
迷うことなくこの《夢想》を選ぶと思う。

そんな模写等に役立てられるのが次の作品です。

『装飾人物集図』26の最終習作

『装飾人物集図』26の最終習作

こちらは装飾人物の習作で、ミュシャの絶頂期に
学生・デザイナー・イラストレーターらの要望に応え
刊行された『装飾人物集』の中に収められている。

そして大変ありがたいことに(しかも大変お手頃な価格で)
ミュシャ装飾デザイン集―『装飾資料集』『装飾人物集』として
この貴重な2冊が1冊にまとめられリリースされています。

なかなか模写したりするまでには至っておりませんが
秋の夜長に何となくページをめくるだけで心豊かなひと時です。

~・~・~・~・~・~・~・

会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
会期:2019年9月29日(日)まで

みんなのミュシャ「ミュシャからマンガへ―線の魔術」


ワンダーフェスティバル(ワンフェス)2019~夏

2019-07-31
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ワンダーフェスティバル(ワンフェス)2019~夏に市場調査と参加されてる作家さんの応援も兼ねて幕張メッセまで出かけて参りました。

前々から気になってはいたものの
その市場の大きさと入場者数に尻込みし
ずいぶん長らく気後れしておりました。

プロフェッショナルからアマチュアまで
分業から自己完結(セル生産方式)まで
驚愕から仰天まで…と刺激を受けました。

様々なものが溢れる中でふと立ち止まって
カメラを向けたのが日本が世界に誇る名車
ホンダ「スーパーカブ」のミニチュアでした。

AOSHIMA HONDA SUPER CUB 1/12 SCALE

スーパーカブの素晴らしいところは
60年以上を経ても原設計を引き継ぎつつ
改良を重ねながら生産され続けている事と
その汎用性の高さと豊かさに尽きます。

世の中のプロダクトデザインの中で
個人的にはベスト1だと思っています。

今年になってからも、アウトドアテイスト溢れる「クロスカブ」や
特別なカラーリングが施された「スーパーカブ・ストリート」など
コレクションしたくなるような(出来ませんが)心くすぐられます。

汎用性の高さといえば、ウルトラマンもまた凄い事になってます。

ウルトラマンの因子を持つ人間のみが使用できる
ウルトラマンに酷似した形状のパワードスーツの
バリエーションで、その通称はセブンスーツ。
ULTRAMAN SUIT Ver7

この未来感あふれる隙の無さというか
昭和のセブン・ファンとしては仰天しつつも
決して邪道などと排せず、気に留めておきます。

そして今回のメインである御高名な根付師さんが
「TUKU」名義で発表されてる作品。

「くっく」(河童) のガレージキット

この河童さんの頭部をそのまま削りだした
河童の頭骨のガレージキットを即購入。

ガレキの彩色等は全くのド素人ですが
今年の秋の夜長にでも遊んでみようと思います。

いつか完成したらTUKUさんに感想を頂きたいなぁ。

「ビット」(うさぎ)のガレージキット

こちらは「うさフェス」用に購入させて頂きました。
彩色は相棒に任せますが、上の画像とはまた違った
世界観を表現出来ればいいなぁと思っています。

敢えて名は伏せますが、御高名な根付師さんなので
その美術品クラスの根付はとても手が届きませんが
ガレージキットという形で手にすることが出来て
ようやくお近づきになれました(…でしょうか)。

他にもたくさんの作家さんの名刺を頂いてきました。
何よりあの巨大な市場で既に挑戦されている事が素晴らしいです。

閉塞感が長きに渡って漂う日本の経済ですが
趣向系の高いマーケットは強さと勢いがあります。

よい刺激、そしてよい勉強になりました。


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