くりから工房~Blog (Archive & Search)

Norah Jones/ノラ・ジョーンズ~武道館公演4/14(2017)

2017-04-15
Norah Jones/ノラ・ジョーンズ~武道館公演4/14(2017) はコメントを受け付けていません。

春らしい穏やかな天気にも恵まれた
Norah Jones/ノラ・ジョーンズ
武道館公演の中日(4/14)。

早いもので前回の武道館公演から4年半も経つんですね。

九段下からふと左手に目をやると
まだまだ咲き誇る桜の隙間から
武道館のシンボルが見えてきました。

ノラ・ジョーンズのライブ前に相応しい
ほっこりした気分にさせてくれる景色で
今年の桜は本当に長く楽しませてくれました。

武道館というよりも、小さなライヴハウスであるかのような
アットホームな雰囲気のなか目の前で繰り広げられる
ノラ・ジョーンズの歌の世界は淡々としていながらも
普遍的な中に彼女の唯一無二の歌声に引き込まれる。

心地よく、気持ちが良い、ただそれだけの至福の時。

ささやかな贅沢を味わう最高のバースディ・ウィーク。
この悦びをまた明日からの想作に反映して参ります。

(Special Thanks Ryuya@otoris)

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ゴールドマンコレクション~これぞ暁斎!

2017-04-09
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渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムにて開催中の『ゴールドマンコレクション~これぞ暁斎!』を観覧してきました。

河鍋暁斎といえば、これまで何度かの展覧会で
仏画から戯画まで幅広い作品を観てきましたし
幾つかの図録なども所有しているのですが
「今回は動物を写生した題材が多いのも魅力」と
既に御観覧された扇蔵様より御伺いしていたので
何か新しい発見が出来ればと楽しみにしていました。


枯木寒鴉図/烏瓜に二羽の鴉(共に部分拡大)

1881年、第二回内国勧業博覧会で最高賞を受賞した暁斎は
この「枯木寒鴉図」に法外な価格が付けられた
「これは鳥の値段ではなく長年の苦学の価である」と答えたと云う

榮太婁の二代目主人に買い上げられ
この作品を機に鳥の制作依頼が殺到し
鴉の絵は海外に知らしめた作品となった。

観察と記憶による描写から数多くの写生が成され
そこに擬人化の要素を加える事で自由自在の
暁斎ワールドが繰り広げられるのである。

その1つの例が「鴉の目の擬人化」でした。

この2枚の画像は先日三溪園で撮影した鴉で
観察する限り鴉の目は黒目しか確認出来ませんが
鴉の白目や目の形を独自の解釈を添えることで
鴉の表情や作品の物語が明確となって浮かび上がる。

このアプローチが更に加速してゆくと
それはまるで人間社会の縮図として
その滑稽な様や風刺画として描かれ
今も私達の身近にある出来事と重なる。

暁斎の時代から約130年が経過し
これほどのテクノロジーが進化しても
人間の成長は個々の人生において大差なく
むしろ便利さと共に退化している部分さえある…
そんな事を思い馳せたりもするきっかけになりました。

暁斎の戯画による人生訓

もしも暁斎が現代を擬人化するとしたら
ミサイルだろうか、原子力だろうか、それとも…。

Bunkamura ザ・ミュージアム/ゴールドマンコレクション~これぞ暁斎!


高円宮妃殿下 写真展~鳥たちの煌きIII

2017-03-05
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三溪園内で明日まで開催中の
高円宮妃殿下の鳥の写真展
鳥たちの煌きIIIを観覧して参りました。

201704

3回目という事で「今までとは少し違った試みをしています」
というお話を伺っていましたが、その試みというのが
写真を和紙にプリントするというものでありました。

和紙にプリントされた数々の鳥たちは
時に精密な絵画のようなテイストを醸し出していたり
野生の厳しさの中に優しさを感じとる事が出来たり
色彩鮮やかな鳥などは和紙によって色がより強調され
自然界の華やかさなども写し出されている印象です。

幸い天気にも恵まれ、三溪園内の散策に相応しく
一足早い春の訪れを体感する事も出来ました。

201705

6枚入りのポストカードも500円で販売されており
中でも写真集「寄り鳥 見鳥(よりどりみどり)」にもある
シマフクロウは個人的にもお気に入りの1つとして
このオマージュとして幾つか作品をリリースしました。

原型が出来たまま未だリリース出来ていないものもあり
梟(ふくろう/フクロウ)のペンダント(ネックレス/根付/帯留め)原型制作
こちらは酉年の今年中にはリリース出来るように頑張ります。

三溪園HP【高円宮妃殿下 写真展~鳥たちの煌きIII


2017年を迎えて…

2017-01-01
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新年を迎え夜空を見上げてみると
とてもシャープな上限の月が
力強く浮かび上がっていました。

これから満月に向かって満ちてゆく様を
年頭の指針になぞらえ撮影してみました。

201701-1

あけましておめでとうございます。

今年も柴田是真の額面著色鬼女図を所蔵する
王子稲荷神社へ初詣に行って参りました。

畏敬のオーラを放つ大絵馬を年始に拝観すると
背筋が伸び身が引き締まる思いが致します。

201701-3
Instagramに迫力ある表情を掲載しておきました。

2014年から初詣に参拝するようになりました
王子稲荷神社には、鳥がモチーフの木彫が多くあり
酉年の今年は話題のスポットになるかもしれません☆

201701-2
拝殿のすぐ上には黄金の鳳凰がおられます。

他にも木彫の鳥達も写真に撮ってきたので
折を見てInstagramに掲載しておきます。

201701-4
自宅の最寄駅からは日暮れを迎える富士山が見えました。
それは揺ぎ無い不動の信念を象徴しているかのようでした。

年末になって表面化した自らの心の揺らぎというか正義…
これはポジティブな思考からの発想ではあったものの
それよりも、より良き長所にフォーカスを優先すべきであり
受け留めて下さる方々へ作り手としての本来の在り方を
丁寧に実行してゆければ…という思いに回帰出来ました。

年末に恒例とさせて頂いている扇蔵様への御納品の帰り道
こうあるべき姿を年末年始に染み入る様に認識させて頂き
明日からの作業開始に際し、改めて胸に刻んで参ります。

2017年も、くりから工房を宜しくお願い致します。


ブータン~しあわせに生きるためのヒント

2016-07-13
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上野の森美術館で開催されている
ブータン~しあわせに生きるためのヒント
と題された展覧会を観覧してきました。

201609-4

無理な開発をせず
自然環境を大切にし
暮らしの中にある伝統文化を守りながら
ゆっくりと近代化を進めるという考え方の国。

慌てずに長い視野でその時々に合った判断。

「しあわせは自分自身の中にあるもの」で
決して他と比較して得られるものではない。

ささやかな悦びこそがしあわせである事を
ブータンの方々はご存じなのかもしれません☆

職業柄やはり装身具は大変興味深く
こちらは額上部に着用する女性用「頭飾り」。

201609-5

でも、実は今回のお目当ては仮面の数々…☆

こちらは「グル・ツェンギェー・チャムの面」(一部)
仏教の布教を妨害する土地神を退散させた
グル・リンポチェの8つの姿のうちの6つの面。
201609-1

こちらは「ツォリン・チャムの面」
神聖な宮殿の周りを囲む守護神を表した忿怒の舞で
病気や飢餓、紛争などから守られると云われている。
201609-2

こちらは「ギンチャムの面」
邪霊を制し、「欲・怒り・無知」の煩悩から解き放つ為
「棒の舞・剣の舞・太鼓の舞」を踊る際の仮面。
201609-3

ささやかなる悦び・・・

仮面好きとしては見るだけですっかり悦なひとときでした☆

Instagramにお気に入りの6選をアップしておきました。
#アツァラの面
#閻魔のような仮面
#嘴を持つ狸のような仮面
#嘴を持つ虎のような仮面
#嘴と角を持つ仮面
#頭上に蜘蛛?が配された仮面


日本橋の麒麟像~kylin

2016-06-30
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日本橋に鎮座する麒麟像~kylin

凛々しい出で立ちの神聖なる霊獣『麒麟』は
吉祥を表す象徴として、龍・鳳凰・玄武と共に
四霊(四神)の一象として、古代中国より
「信義・仁愛・恩恵・善意・豊穣」といった意がある。

日本橋 麒麟像

全国区のきっかけともされる東野圭吾氏が描いた
「麒麟の翼」では、日本橋が五街道の起点である事から
「(夢に向かって)ここから羽ばたく」といった解釈がされた
この翼が象徴的な麒麟像が見事な世界観で描かれています。

日本橋 麒麟像

(時代によって様々な表現がされてきましたが)
一般的には麒麟の頭部は鹿にライオンのたてがみ、
牡鹿の胴体、雄牛の尾の複合姿として描かれ
この日本橋の麒麟像のような翼は描かれませんが
これは翼のように表現された「背びれ」と云われています。

日本橋 麒麟像

個人的には纏った火焔が翼と化しているようにも見えます☆

架空動物はこの日本橋の麒麟像のような自由な解釈に惹かれます。

日本橋 麒麟像

そんな神聖なる霊獣『麒麟~kylin』
いつかは取り組みたい想作モチーフの1つです。


仕事始めにあたり…2016

2016-01-02
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あけましておめでとうございます。

今年も本日(2日)より仕事始めという事で
元日の昨日はここ数年で恒例となりつつある
王子稲荷神社まで初詣に出掛けて参りました。

201601-1

畏敬のオーラを放つ存在感で全身に稲妻が駆け巡るような
柴田是真の『額面著色鬼女図』を所蔵するお稲荷さん…
そんなきっかけからお参りするようになりましたが
何度か足を運ぶうちに地元感さえ芽生えつつあります☆

昨年の仕事始めの御挨拶にてこのようなことを書きました。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

人様の悦びを自分の事のように悦んでおりましたら
年末に来て自分の悦びが人様にも悦ばれ、実を結びました。
凄くいいループなので今年も続けてゆこうと思います。

更に、これも昨年から少しずつ取り組んできたのですが
これまで長らく(基本)単独で取り組んで来た事なども
意識して(積極的に)人様のお力を借りてゆきながら
活躍の場を広げ、上手く共有出来ればと考えています。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

昨年9月からはほとんど休む間もない脅威の充実っぷりで
その背景にはこのループが巧く作用したものと実感すると共に
昨年の今頃に想い描いていた以上の環境に迎えられ
単独との両立活動で成果を見出せればと考えています。

201601-2

今年も1つでも良い御報告がこちらで出来ますよう励んで参ります☆

本年も引き続き宜しくお願い致します。


御滝不動尊の水行場に在る不動明王像と倶利伽羅龍像

2015-08-18
御滝不動尊の水行場に在る不動明王像と倶利伽羅龍像 はコメントを受け付けていません。

生まれ育った千葉県船橋市に在る御滝不動尊の
水行場に鎮座する不動明王像と倶利伽羅龍像。

この水行場こそ御瀧不動尊の名の由来とされ
海老川源流の清水が竜の口から流れ出ている。

水行場(御滝不動尊)

小学生の頃の校外学習では、まさにこの景色を写生し
中学時代は真夏の部活の後、この場がオアシスでした。

このように幼少期から身近に在った水行場ながら
いつの頃からだろうか畏怖の念を抱くようになった。

記憶を辿るに、恐らく不動明王の前にある龍の石像が
倶利伽羅龍である事を知った頃からのような気がする。

倶利伽羅龍(御滝不動尊)

そして子供の頃には全く気がつかなかったのだが
この不動明王と倶利伽羅龍に向かい合うように
別の倶利伽羅龍の石像が鎮座しています。

倶利伽羅龍(御滝不動尊)

背中が冷んやりとするほどの畏怖の地は
この時期に帰省した時は一瞬の避暑地であり
荒ぶる邪を水に流し清めて頂く畏敬の地なのである。

↓倶利伽羅龍のギャラリーページの背景画像がこの水行場です。
くりから龍(倶利伽羅龍)とは・・・

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鬼来迎~鬼と仏が生きる里(仮面劇)

2015-08-16
鬼来迎~鬼と仏が生きる里(仮面劇) はコメントを受け付けていません。

千葉県山武郡横芝光町虫生(むしょう)にて
800年以上に渡って伝わる仮面劇『鬼来迎』。

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【鬼来迎とは…】
臨終に際した往生者を仏陀や菩薩が極楽浄土に迎える為に
紫雲に乗って枕辺まで迎えに来ると云う来迎儀礼の前段に
地獄描写(往生者が地獄で鬼より呵責を受ける場面)を設け
より深く仏の慈悲を実感させると云う仮面地獄劇である。

千葉県山武郡の小さな農村にて里人の生活と共に息づく思いは
(戦争や天変地異等もくぐり抜けて)大切に受け継がれている。

歌舞伎や能のように幼少期から専門の教育を受けた芸能とは違い
その地で生まれ育った人を中心に次世代へ伝承する民俗芸能は
時を経て仮面劇としての神懸りの術や、その在り方を知るのだろう。

国指定重要無形民俗文化財
鬼来迎~横芝光町商工会より

日本伝統文化振興機構
鬼来迎~伝統文化館より


マスク展~フランス国立ケ・ブランリ美術館所蔵

2015-06-30
マスク展~フランス国立ケ・ブランリ美術館所蔵 はコメントを受け付けていません。

東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)で開催中の
マスク(仮面)展を観覧してきましたので御紹介します。

まず本展のユニークな点として「ドレスコード割引」というものがあり
展覧会のテーマに因んで仮面のモチーフや模様を身に着けて
来館すると100円引きで観覧できるということでしたので
私物のドレスアップリングを着けて行って来ました。

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勿論これは割引が目当てというよりも(笑)
ドレスコード割引というワードに惹かれての事で
仮面好きとしては心をくすぐられるのです(=^▽^=)

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~約100点もの世界中から集められた仮面~
神々や精霊などの存在と通じ、物語を演じる表現者となるべく
時に自然界と人間界とを橋渡す役割を仮面は担っている。

個人的に関心を抱いている「鬼(特に鬼女)の仮面」にしても
(「半人半獣の角(つの)のある仮面」という枠で捉えてみると)
本展では「角(つの)は自然界の精霊の象りである」として悪意はない。
それはむしろ「神聖なエリアや冥界」と「現世」の境界に存在する
『ハイブリッド』として、自然界との一体化を示していたのかもしれない。

※ハイブリッド=ラテン語のから派生した英語のは
元来は魂を宿す生物を表わす言葉や概念であったと云う(HPより)。

個人的にはイヤリングをした角(つの)のある仮面(装飾と魔除けの意)や
嘴のように長い鼻に鼻輪(鼻飾り)が着けられる様な仮面など
プリミティブな造形の中に現世の装飾が施される意匠に惹かれました。

本日、6/30まで開催中です。
マスク展~フランス国立ケ・ブランリ美術館所蔵


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