くりから工房~Blog (Archive & Search)

ブータン~しあわせに生きるためのヒント

2016-07-13
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上野の森美術館で開催されている
ブータン~しあわせに生きるためのヒント
と題された展覧会を観覧してきました。

201609-4

無理な開発をせず
自然環境を大切にし
暮らしの中にある伝統文化を守りながら
ゆっくりと近代化を進めるという考え方の国。

慌てずに長い視野でその時々に合った判断。

「しあわせは自分自身の中にあるもの」で
決して他と比較して得られるものではない。

ささやかな悦びこそがしあわせである事を
ブータンの方々はご存じなのかもしれません☆

職業柄やはり装身具は大変興味深く
こちらは額上部に着用する女性用「頭飾り」。

201609-5

でも、実は今回のお目当ては仮面の数々…☆

こちらは「グル・ツェンギェー・チャムの面」(一部)
仏教の布教を妨害する土地神を退散させた
グル・リンポチェの8つの姿のうちの6つの面。
201609-1

こちらは「ツォリン・チャムの面」
神聖な宮殿の周りを囲む守護神を表した忿怒の舞で
病気や飢餓、紛争などから守られると云われている。
201609-2

こちらは「ギンチャムの面」
邪霊を制し、「欲・怒り・無知」の煩悩から解き放つ為
「棒の舞・剣の舞・太鼓の舞」を踊る際の仮面。
201609-3

ささやかなる悦び・・・

仮面好きとしては見るだけですっかり悦なひとときでした☆

Instagramにお気に入りの6選をアップしておきました。
#アツァラの面
#閻魔のような仮面
#嘴を持つ狸のような仮面
#嘴を持つ虎のような仮面
#嘴と角を持つ仮面
#頭上に蜘蛛?が配された仮面

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日本橋の麒麟像~kylin

2016-06-30
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日本橋に鎮座する麒麟像~kylin

凛々しい出で立ちの神聖なる霊獣『麒麟』は
吉祥を表す象徴として、龍・鳳凰・玄武と共に
四霊(四神)の一象として、古代中国より
「信義・仁愛・恩恵・善意・豊穣」といった意がある。

日本橋 麒麟像

全国区のきっかけともされる東野圭吾氏が描いた
「麒麟の翼」では、日本橋が五街道の起点である事から
「(夢に向かって)ここから羽ばたく」といった解釈がされた
この翼が象徴的な麒麟像が見事な世界観で描かれています。

日本橋 麒麟像

(時代によって様々な表現がされてきましたが)
一般的には麒麟の頭部は鹿にライオンのたてがみ、
牡鹿の胴体、雄牛の尾の複合姿として描かれ
この日本橋の麒麟像のような翼は描かれませんが
これは翼のように表現された「背びれ」と云われています。

日本橋 麒麟像

個人的には纏った火焔が翼と化しているようにも見えます☆

架空動物はこの日本橋の麒麟像のような自由な解釈に惹かれます。

日本橋 麒麟像

そんな神聖なる霊獣『麒麟~kylin』
いつかは取り組みたい想作モチーフの1つです。


仕事始めにあたり…2016

2016-01-02
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あけましておめでとうございます。

今年も本日(2日)より仕事始めという事で
元日の昨日はここ数年で恒例となりつつある
王子稲荷神社まで初詣に出掛けて参りました。

201601-1

畏敬のオーラを放つ存在感で全身に稲妻が駆け巡るような
柴田是真の『額面著色鬼女図』を所蔵するお稲荷さん…
そんなきっかけからお参りするようになりましたが
何度か足を運ぶうちに地元感さえ芽生えつつあります☆

昨年の仕事始めの御挨拶にてこのようなことを書きました。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

人様の悦びを自分の事のように悦んでおりましたら
年末に来て自分の悦びが人様にも悦ばれ、実を結びました。
凄くいいループなので今年も続けてゆこうと思います。

更に、これも昨年から少しずつ取り組んできたのですが
これまで長らく(基本)単独で取り組んで来た事なども
意識して(積極的に)人様のお力を借りてゆきながら
活躍の場を広げ、上手く共有出来ればと考えています。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

昨年9月からはほとんど休む間もない脅威の充実っぷりで
その背景にはこのループが巧く作用したものと実感すると共に
昨年の今頃に想い描いていた以上の環境に迎えられ
単独との両立活動で成果を見出せればと考えています。

201601-2

今年も1つでも良い御報告がこちらで出来ますよう励んで参ります☆

本年も引き続き宜しくお願い致します。


御滝不動尊の水行場に在る不動明王像と倶利伽羅龍像

2015-08-18
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生まれ育った千葉県船橋市に在る御滝不動尊の
水行場に鎮座する不動明王像と倶利伽羅龍像。

この水行場こそ御瀧不動尊の名の由来とされ
海老川源流の清水が竜の口から流れ出ている。

水行場(御滝不動尊)

小学生の頃の校外学習では、まさにこの景色を写生し
中学時代は真夏の部活の後、この場がオアシスでした。

このように幼少期から身近に在った水行場ながら
いつの頃からだろうか畏怖の念を抱くようになった。

記憶を辿るに、恐らく不動明王の前にある龍の石像が
倶利伽羅龍である事を知った頃からのような気がする。

倶利伽羅龍(御滝不動尊)

そして子供の頃には全く気がつかなかったのだが
この不動明王と倶利伽羅龍に向かい合うように
別の倶利伽羅龍の石像が鎮座しています。

倶利伽羅龍(御滝不動尊)

背中が冷んやりとするほどの畏怖の地は
この時期に帰省した時は一瞬の避暑地であり
荒ぶる邪を水に流し清めて頂く畏敬の地なのである。

↓倶利伽羅龍のギャラリーページの背景画像がこの水行場です。
くりから龍(倶利伽羅龍)とは・・・

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鬼来迎~鬼と仏が生きる里(仮面劇)

2015-08-16
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千葉県山武郡横芝光町虫生(むしょう)にて
800年以上に渡って伝わる仮面劇『鬼来迎』。

201551

【鬼来迎とは…】
臨終に際した往生者を仏陀や菩薩が極楽浄土に迎える為に
紫雲に乗って枕辺まで迎えに来ると云う来迎儀礼の前段に
地獄描写(往生者が地獄で鬼より呵責を受ける場面)を設け
より深く仏の慈悲を実感させると云う仮面地獄劇である。

千葉県山武郡の小さな農村にて里人の生活と共に息づく思いは
(戦争や天変地異等もくぐり抜けて)大切に受け継がれている。

歌舞伎や能のように幼少期から専門の教育を受けた芸能とは違い
その地で生まれ育った人を中心に次世代へ伝承する民俗芸能は
時を経て仮面劇としての神懸りの術や、その在り方を知るのだろう。

国指定重要無形民俗文化財
鬼来迎~横芝光町商工会より

日本伝統文化振興機構
鬼来迎~伝統文化館より


マスク展~フランス国立ケ・ブランリ美術館所蔵

2015-06-30
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東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)で開催中の
マスク(仮面)展を観覧してきましたので御紹介します。

まず本展のユニークな点として「ドレスコード割引」というものがあり
展覧会のテーマに因んで仮面のモチーフや模様を身に着けて
来館すると100円引きで観覧できるということでしたので
私物のドレスアップリングを着けて行って来ました。

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勿論これは割引が目当てというよりも(笑)
ドレスコード割引というワードに惹かれての事で
仮面好きとしては心をくすぐられるのです(=^▽^=)

201445-1

~約100点もの世界中から集められた仮面~
神々や精霊などの存在と通じ、物語を演じる表現者となるべく
時に自然界と人間界とを橋渡す役割を仮面は担っている。

個人的に関心を抱いている「鬼(特に鬼女)の仮面」にしても
(「半人半獣の角(つの)のある仮面」という枠で捉えてみると)
本展では「角(つの)は自然界の精霊の象りである」として悪意はない。
それはむしろ「神聖なエリアや冥界」と「現世」の境界に存在する
『ハイブリッド』として、自然界との一体化を示していたのかもしれない。

※ハイブリッド=ラテン語のから派生した英語のは
元来は魂を宿す生物を表わす言葉や概念であったと云う(HPより)。

個人的にはイヤリングをした角(つの)のある仮面(装飾と魔除けの意)や
嘴のように長い鼻に鼻輪(鼻飾り)が着けられる様な仮面など
プリミティブな造形の中に現世の装飾が施される意匠に惹かれました。

本日、6/30まで開催中です。
マスク展~フランス国立ケ・ブランリ美術館所蔵


展覧会「スピリチュアル グリーンランド」in 代官山

2015-04-18
展覧会「スピリチュアル グリーンランド」in 代官山 はコメントを受け付けていません。

グリーンランドの歴史や文化に触れる展覧会「スピリチュアル グリーンランド」を観覧しに代官山ヒルサイドフォーラムへ出掛けてきました。

故高円宮殿下と久子様ご夫妻が1996年にグリーンランドを訪れた際に
蒐集されたトゥピラクが、妃殿下の御厚意により初公開されていたり
デンマーク王室が所有する仮面などの貴重な品々が展示されていました。

以下メモ。。。

【仮面】
グリーンランドの仮面は、元々は神話や伝説を再現するために使われていたが、儀礼の踊りで使用された事で、ダンシングマスク(踊りの面)とも呼ばれている。

仮面を身につける事によってその人格は変わり、日常の自分から解放されて自由になり、別の人物や存在のように振る舞うことが出来るようになるとも考えられたことから、それらは身の周りの人々や霊魂から本当の自分を隠す為の手段でもあったと云う。

演劇用の仮面や、家庭の精霊をかたどったお守りの仮面も存在していたようで、木製仮面の多くは色(黒)はランプなどのススによる着色されていた。

また仮面の所有者が亡くなると仮面は一緒に埋葬されたり破壊されたりしたので、20世紀初頭以前の仮面はほとんぞ現存していないとらしい。

201539-1

【トゥピラク】
トゥピラクとは「祖先の魂や霊」の意で(「不思議な霊」の意も含む)、シャーマンは動物の骨や牙などを用い秘密のトゥピラクを作り出し、その像に呪文を唱えトゥピラクの霊を招集し霊を宿らせて操る事で敵との戦いの際に援護を受けることが出来たのだと云う。

人の目には見えない存在であったトゥピラク(悪霊呪具)であるが、トゥピラクについて訊ねたキリスト教の宣教師が現地人(イヌイット)にトゥピラクの絵を描かせた事によって、その姿が知られるようになったと云う。

【高円宮コレクションより】
201539-2

こういったプリミティブな造形はとてもエネルギッシュであると同時に
やはり個人的には頭に角のあるものに目がいってしまいます。

201539-3

グリーンランドの人々が住む世界では良い霊と悪い霊が存在し
その大多数の霊が人間に害を及ぼすと考えられていた為に
人々は邪悪な力や悪霊から身を守る為に小石や鳥の爪などを
お守りとして持ち、タブーを犯さないように心掛けたと云う。

「展覧会「スピリチュアル グリーンランド」in 代官山」
2015年3月28日から4月19日まで


鬼寄りの節分

2015-02-03
鬼寄りの節分 はコメントを受け付けていません。

【節分】
季節の分け目に邪気(鬼)が生じるとされる事から
それらの邪気を除ける行事が執り行われる習わし。
豆は「魔目」に通じ、更にそれを鬼に投げつける事で
邪気を追い払い魔を滅する(魔滅)という豆撒き行事。

この節分の行事は「追儺(ついな)」から生まれたとされるが
「豆に生命力と魔除けの呪力が備わっている」という考え方は
穀霊(農作物に宿る精霊)に豊作祈願し、約束を取り付けようと
新しい年に来訪神をお迎えする習わしにも共通しているかのようで
なまはげなど来訪神の仮面は異界から来た鬼のような形相なのである。

そんな「来訪神=まれびと」は先日記したココペリとも通じていますね。

201511

更に一方では、鬼を祭神として祀っている神社などでは「福は内」のみ
また不動明王の前に鬼はいないとされる不動尊でも「福は内」のみである。

そして魔除けの畏怖として鬼を敬う「くりから工房」としては
そのどちらにも通じているので「福は内、鬼は内、悪霊は外」と
今年も実り溢れる日々を祈りつつ節分を迎えたのであります。

※くりから工房の『くりから』とは、不動明王の変化身である
倶利伽羅不動(倶利伽羅竜王)』がその由来となっています。

くりから工房の『般若』はストーリー性のある
モノ作りの原点となったキャラクターになります。

般若面との出会い/銀の音彩より

【メモ】
神光山安生寺の宝物『追儺鬼面・赤鬼』は
頭上に宝珠が掲げられている興味深い面である。


仕事始めにあたり…

2015-01-03
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今年も柴田是真の額面著色鬼女図を所蔵する
王子稲荷神社まで元旦初詣に行って参りました。

今年は「巻き髪般若」リングの原型も持参して名画と御対面。

私にとってはモナ・リザのような存在の「額面著色鬼女図」
畏敬のオーラを放つ存在感で全身に稲妻が駆け巡ります。
般若面との出会い/銀の音彩~『博物の間』より)

201502

そして昨年に引き続き、今年も2つの大きな機会を頂き
本日(2日)より仕事をスタートさせております☆

このチャンスを実らせるべく、また多くの方々のお力を借り
ささやかな悦びを共に分かち合えるように励んで参ります。

昨年、人様の悦びを自分の事のように悦んでおりましたら
年末に来て自分の悦びが人様にも悦ばれ、実を結びました。
凄くいいループなので今年も続けてゆこうと思います。

更に、これも昨年から少しずつ取り組んできたのですが
これまで長らく(基本)単独で取り組んで来た事なども
意識して(積極的に)人様のお力を借りてゆきながら
活躍の場を広げ、上手く共有出来ればと考えています。

今年も1つでも良い御報告が出来ますように。

先ずは二大プロジェクトに向けて頑張ります☆


映画:マンダレイ~Manderlay

2014-11-29
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我々は未だ新たな生き方に対応する用意が出来ていない。

自由になったら今まで7時に食べていた夕食を
何時に食べればいいのかさえ判らないのだから。

そんな我々をどれほど浅はかな考えの持ち主だと…?

201487

民主主義における正義とは何か、自由とは何か?

他所から見た高度な価値観などは誰もが求めている訳ではなく
恐らく多くの人が望むのは慣れ親しんだ秩序の中にあって
家族と共に安心と安定が約束された生活なのかもしれない。

奴隷制度のような「人種差別の壁」を取り払い
人々が自立する為に望む事は高度な文明の中に
パッケージ化されている訳ではないのだから。

例え支配される環境下にあっても、面倒をみて貰う事を選ぶ人もいれば
自由に野放しにされる環境下で自ら果敢に開拓するような冒険者もいる。

何れにせよ、偏った価値観やフィルターを通してものを見る世の中にあって
固定概念に囚われず物事を見極める「ゼロベース思考」は持ち合わせたい。

ある空間を村に見立てたセットには床に白線を引いただけの区切りで
建物の壁やドアさえも無い小劇場のような舞台で繰り広げられており
舞台と映画を融合さたような演出が特徴的であり、とても興味深い。

このボーダレスな演出は自由に行き来できる環境にありながらも
あえてドメスティックな環境に留まる伏線のような気さえする。

ちなみに本作はトリアー監督のシリーズ三部作の二作目で
ドッグヴィル」という作品の続編という事ですが
その事を知らずにこちらを先に見てしまいましたので
こちらも近い将来、観賞してみようと思います。

マンダレイ~Manderlay


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