くりから工房~Blog (Archive & Search)

金の鳳凰、銀の鳳凰の尾羽がモチーフペンダント(ネックレス)

2018-11-29
金の鳳凰、銀の鳳凰の尾羽がモチーフペンダント(ネックレス) はコメントを受け付けていません。

金の鳳凰、銀の鳳凰の尾羽がモチーフペンダント(ネックレス)のオーダーメイドで、シンプルながらも存在感溢れるオリジナルデザインで、カスタムメイドならではのジュエリーに仕上がりました。

鳳凰のブローチの制作記事でも触れましたが
改めて鳳凰の縁起について触れておきます。

陰と陽を同時にあらわす鳳凰は
雄である鳳は陽で太陽に属し
雌である凰は陰で月に属する。

このように陰陽両面を象徴する鳳凰は
「不離の和合」そのものであるとされ
公正・忠実・正義・従順を表しています。

また皇帝の象徴である5本指の龍に対置して
鳳凰は完全なる雌である皇后の象徴であるとされ
美意識と繊細なる感情により平和をもたらします。

そんな伝説の霊鳥ならでは、その容姿も
様々な動物の断片をモデルとし(諸説あり)
その羽や尾は孔雀が最も近いとされています。

一線を画すべく意識した細長いフォルムのフェザーは
通常の約2倍ほどの大きさながらもリアルな尾羽を表し
その先端にて孔雀の羽のような意匠を採用してみました。

孔雀は威厳と美の象徴であり、その羽は百の目として
全てを見透す羽の斑点によって邪悪を睨み返すともされます。

ブルームーンストーンをランダムに3つ留めてありますが
それは鳳凰の五色の紋としての「羽に滴る露」を表しており
先端のルチルクオーツ(針水晶)による金のワンポイントは
銀の鳳凰の中に金の鳳凰をインクルードさせたイメージです。

オーダーメイドに関する詳細はこちらから御覧下さい

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ポールマッカートニー フレッシュンアップ・ジャパンツアー@東京ドーム 2018年11月1日

2018-11-17
ポールマッカートニー フレッシュンアップ・ジャパンツアー@東京ドーム 2018年11月1日 はコメントを受け付けていません。

ポールのコンサートに参加する機会に
長い間なかなか恵まれずにいました。

1990年代になってポールのライブのセットリストに
ビートルズの曲が多く入るようになった事が話題になったが
その当時発売されたTripping The Live Fantasticで聴いた音は
時代を映すかのように華やか過ぎる印象だった事も距離を感じた。

その後のFree as a Birdのレコーディングは本当に素晴らしかったが
ジョージハリスンの死によって、そういった事も不可能になった。

2010年代になって何度も来日してくれたものの
どうしても自ら進んでその気になれずにいたのだが
今回は新作Egypt Station に収録された
I Don’t Know を聴いて一気に心が傾いた。

ビートルズにまつわるあらゆる事を全て受け留めて
何もかも解放されたような印象がこの曲にあった。

今こそ「ビートルズの生の声」を聴いておかなくては…と。

なぜかライヴ当日の朝からリフレインしていたのは
Live and let dieの冒頭のメロディばかりだった。

一度聴いたら頭から離れない親しみのある
そして抑揚感あふれるメロディアスな楽曲こそ
いかにもポールマッカトニーである!と賛同する。

両サイドの縦長のモニターに映し出されたのは
ポールマッカートニーの軌跡のように作りこまれ
ビートルズがあって今の自分があると受け取れる。

この序章もまた後に効いてくるボディブローのように
最高のシチュエーションだったと今になって思う。

A Hard Day’s Night
Junior’s Farm
Can’t Buy Me Love
Letting Go
Who Cares
Got to Get You into My Life
Come On to Me

オープニングから数曲は歌が聴こえ難かったが
恐らくそれは東京ドームの特殊な音響に
耳が馴染んでいなかったのかもしれない。

最初のMC「ニホンニカエッテキタヨ」すら
なんだかとても弱々しく聴こえたほどだったが
ほどなくして、それは帳消しとなった。

Let Me Roll It
I’ve Got a Feeling
この時点でシャウトもギターも響き渡ってきた。

そしてここからはピアノを弾きながら…
My Valentine
1985
Maybe I’m Amazed

ビートルズのカバー曲では1958年テディーベアーズ
(フィル・スペクター作曲&プロデュース)の
To know him is to love him「会ったとたんに一目ぼれ」
(ビートルズでは「To know her is to love her」)が好きで
ゆったりと優雅に始まり、メロディアスに盛り上がるサビは
20歳そこそこの当時から今もなお心に焼き付いているが
個人的にはその曲を思い出す In Spite of All the Dangerは
同じく1958年クオリーメン時代にレコーディングされた曲だ。

We Can Work It Out
In Spite of All the Danger
From Me to You
Love Me Do
Blackbird
Here Today

Queenie Eye
Lady Madonna

アコギに持ち替えて「ミンナダイスキ」といった後
ちょっとしたハプニングがあったのもまた良かった。
Eleanor Rigby

Fuh You
Being for the Benefit of Mr. Kite!

ウクレレの弾き語りから始まる
Something
とてもドラマティックだった。

「イッショニウタオヨ」と誘われて
みんな童心に帰ってしまった
Ob-La-Di, Ob-La-Da

Band on the Run

Back in the U.S.S.R.
演奏後のお決まりの?タッチ
そしてバイオリンベースを客席に
投げ込もうとする仕草も抜かりなく。

そして、まさかこの曲で涙あふれるとは…
個人的には「仕方ない」と訳している

Let It Be

これまでに数え切れないほどに聴いてきたが
イントロが始まった瞬間から涙が止まらなかった。

仕方ない、生きていれば仕方が無い事も多々あるのだ。

そして朝から頭の中で繰り返された
Live and Let Die

この日2度目の感涙
Hey Jude

大合唱と共に本編の幕は閉じた。

【アンコール】

I Saw Her Standing There
Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band (Reprise)
Helter Skelter

そして、ずっと聴きたかったこの曲で三度目の感涙。
Golden Slumbers
Carry That Weight

15年ほど前、渋谷の工房から自宅へ帰る途中
エンドレスでこの曲が頭の中で流れていた時期がある。
数年もの間、毎晩のように流れていた思い入れのある曲。

至福の時である。

The End
3本のギターによるギターバトル
七色の照明も美しくステージに映え
見事なエンディングを迎える。

時折ステージ上でおどけてみせるポールは
まるで子供あやす父親のようにも映った。
そう、やはり我々はビートル・チルドレンなのだ。

選曲はビートルズの曲が半分以上を占め
それ以外も誰もが一度は聴いた事があるような曲
聴き覚えのある曲、その親しみのあるメロディーの数々は
ポールマッカトニー大全集と捉えることが出来るが
まさにそれこそが今なおポールが伝えようとしている
ポールが受け留めて背負い解放している姿のように思える。

平成最後の秋を最高に締めくくることが出来た。


芥子の花と蘭がモチーフのバレッタ(ヘア・アクセサリー)~けしからん

2018-10-30
芥子の花と蘭がモチーフのバレッタ(ヘア・アクセサリー)~けしからん はコメントを受け付けていません。

芥子の花と蘭をモチーフとしたバレッタ(ヘア・アクセサリー)のオーダーメイド。ユニークなオリジナルデザインで、カスタムメイドならではの魅力あふれるジュエリーを御紹介致します。

芥子の花と蘭がモチーフの題して「けしからん」です。

昨年制作させて頂きました大小2つの鞠玉がモチーフの
たまらん」と題されたブローチに続く蘭様のアイテム。

「けしからん」というワードで6パターンほど
(地金や石の配色も含めると20パターン近く)
デザイン展開した中から決定したデザインは
蘭の花弁の中央に芥子の花をあしらった宝相華。

髪の毛を結わえたところを想像しながら
そこに象徴的に飾られているイメージにて
そのユニークな存在感を浮かび上がらせます。

イラストとリアルの中間辺り「二次元半」のイメージで
花びらの柔らかく、しなやかなフォルムを表してみました。

スリーカラーのコンビネーションで華やかな印象です。
先ずはゴールドの部分のテクスチャーから施してゆきます。

シルバーの部分は彫金を活かしたドットによる線の表現で
中央から溢れ出るような自然な感じを映しこんでみました。

裏側のワニ口金具の構造はデザイン以外で
最も考える時間を費やした部分でありましたが
強度・一体感共々、良いシステムが構築出来ました。

パールに特殊な加工を施してルビーを留めてあります。
「一つ目」のようにも見えてシュールな印象です。

唇弁(リップ)は舌のようなデザインで
地金もK18ピンクゴールドでよりリアルに。
スラップによる艶消し加工が施されています。

蕊(しべ)のような蔓をくるりと配し
アッカンベーのポーズがとられています。

真珠に象嵌するかのように地金を埋め込み
石を留める方法は遊び心あふれるアイデア次第で
今後も色々なシーンでの登場が期待出来そうです☆

まるで芥子の花と蘭の花の妖怪のような意匠に仕上がりました。

オーダーメイドについて…

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井の頭弁財天と宇賀神像~井の頭恩賜公園

2018-10-27
井の頭弁財天と宇賀神像~井の頭恩賜公園 はコメントを受け付けていません。

井の頭恩賜公園の中にある
井の頭弁財天の探訪記~2018年

かつては月に一度は散歩で訪れたり
住居を探していた時期もあったエリア。

今でも季節の節目に気持ちを入れ替えたり
言葉にし難い普遍的な景色に包まれたくなる。

そんな井の頭池のほとりにある紅一点の弁天堂は
華やぎを添えながら弁財天の存在感を放っている。

井の頭弁財天は天慶年間(938-946年)に源経基が
伝教大師作の天女像をこの地に祀ったことに始まり
1197年に源頼朝が東国の平安を祈願してお堂を建立。
その後、何度か焼失に見舞われる事となったが
現在のお堂は昭和初期に再建されたという事です。

こちらの狛犬は達磨に耳を付けたかのような大胆なお顔。
作者に制作の意図をお伺いしてみたいような気もするが
様々なご当地キャラクターを見慣れているせいだろうか
こちらの表情まで緩ませてしまう愛らしさもあるのです。

本堂裏手の銭洗い弁天では龍神様が口を開けてお待ちかね。
こちらもなかなかユーモラスな表情です(嫌いじゃない)。

井の頭白蛇伝説
首筋に3枚の鱗を生やした娘が実は池の主の化身だったという
その白蛇に変化した娘を偲んで供養のために作られた宇賀神像。
しかし、その顔は娘(女性)ではなく翁である。

過去の「宇賀神」に関する記事

井の頭弁財天のご本尊は8本の手を持った八臂像で
(縁起によれば、この弁財天像は最澄の作とされる)
頭上に宇賀神を載せ鳥居を冠している姿の秘仏であり
簡単にお目に掛かれませんが(巳年に御開帳される)
弁天堂の正面から左手奥にある七井不動尊のお堂前に
ひっそり鎮座する宇賀神を冠した弁財天の石像に救われる。

後背に彫られていたのを見落としたかもですが
二臂の弁財天が剣と宝珠を持つ姿は少し珍しい。
(物凄く珍しいという訳でもないと思いますが)

こちらの弁財天は優しく穏やかな表情をされていますが
宇賀神の方は険しい感じ…こちらも翁でしょうか?

これまで何度も足を運んでいましたが
こうして記事にしてみると新たな発見や
疑問なども次回に繋がる楽しみとなりました。


海の道 ジャランジャラン~東京国立博物館(東洋館)

2018-09-29
海の道 ジャランジャラン~東京国立博物館(東洋館) はコメントを受け付けていません。

東京国立博物館(東洋館)にて開催中のイベント「海の道 ジャランジャラン」を観覧してきました。

「ジャランジャラン」とはインドネシア語で「散歩」の意。

インドや中国といった周辺諸国との交流によって
その各地に起源を持つ文化との融合と共に育まれ
インドネシア海域で豊かな文化へと発展しました。

染色、陶磁器、武器、絵画等が特集されていますが
中でもお目当ては「ワヤン」というインドネシアの人形芝居。

そのきっかけは8年前、扇蔵様から下賜されたこの人形でした。
201444

詳細は不明ながらもその意匠から東南アジアのものだろうと推測。
その後2014年に観覧したイメージの力~国立新美術館
その存在と詳細が紐解かれるきっかけとなりました。

インドネシア(ジャワ島・バリ島)の伝統的な影絵芝居で使う
「影絵人形~ワヤン・クリット(orクリ)」という操り人形。

影絵人形はそのシルエットのみスクリーンに映し出されるが
実際の人形には煌びやかな色彩が豊かに施されていたりする。

これはスクリーンの裏側(人形遣い側)は常世であるとされており
常世とは色彩が豊かに溢れる美しい世界であると表す一方で
現世(観客席側)はモノクロームな世界を表しているのだと云う。


スクリーンに映し出された影絵芝居劇のワンシーン。


王女バヌワティ~Dewi Banowati


ユディスティロ~Prabu Yudistiraとバヌワティ


超能力の持ち主、ウモ~Dewi Uma


髪の毛に人毛が用いられている人形…

特にお気に入りはこちら…

怪物チャキル~Buta Cakil
チャキルとは鋲の意で、牙を表している。


主人公に打ち負かされるキャラ設定ならではの
この妖かしながらも愛嬌溢れる表情に惹かれます。

インスタの方にも幾つかアップしておきました。
ワヤン~影絵人形劇

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会場:東京国立博物館(東洋館)
会期:平成30(2018)年9月30日(日) まで

日本インドネシア国交樹立60周年記念
イベント「海の道 ジャランジャラン


ターコイズ(トルコ石)、ルビー、サファイヤ&アクアマリンのマルチカラーのイヤリング

2018-09-24
ターコイズ(トルコ石)、ルビー、サファイヤ&アクアマリンのマルチカラーのイヤリング はコメントを受け付けていません。

ターコイズ(トルコ石)、ルビー、サファイヤ&アクアマリンのマルチカラーのイヤリングのオーダーメイドで、シンプルながらも存在感のあるオリジナルデザインはカスタムメイドならではのジュエリーを御紹介致します。

昨年の「ターコイズ(トルコ石)、ルビー&アクアマリン」に承ぐ今作は
家族の絆ファミリーストーンの全てを用いたマルチカラーのイヤリング。

ターコイズ(トルコ石)、ルビー、サファイヤ&アクアマリンのマルチカラーのイヤリング

ターコイズ(トルコ石)、ルビー、サファイヤ&アクアマリンのマルチカラーのイヤリング

「耳元で長めにぶら下げるのがお好み」という御要望に合わせて
先ずは長さを決めてから石の大きさや形を決めてゆきました。

手前のルビーはカボションカットで3mm
トルコ石は3×4mmのペアシェイプのスリーピングビューティ
後方のルビーは3mmのラウンドカット
アクアマリンは3mmのラウンドカットのサンタマリア
サファイアはオーバルカットの3×4mm

シンプルながらも二重にぶら下がるデザインは
イエローゴールドとマルチカラーの石によって
彩りと華やかさがありバランス良く仕上がりました。

マルチカラーによる石の配色や形をシンプルにまとめあげる場合
もはやそれ自体がデザインの大半を決定付けておりますので
構造による見せ方というバリエーションの提案が鍵となります。

この辺りは今後展開してゆく上での課題というかテーマとして
強く意識して気に留めておく事のひとつだと考えています。

ターコイズ(トルコ石)とは…
ルビーとは…
サファイヤとは...】
アクアマリンとは…

オーダーメイドに関する詳細はこちらから御覧下さい

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レース模様がモチーフのネックレス、ブレスレット、ピアス、イヤリング4点セット

2018-08-31
レース模様がモチーフのネックレス、ブレスレット、ピアス、イヤリング4点セット はコメントを受け付けていません。

レース模様がモチーフのネックレス、ブレスレット、ピアス、イヤリング4点セットのオーダーメイドで、豪華なオリジナルデザインはカスタムメイドならではのジュエリーに仕上がりました。

一番最初にこの御題(ご注文)を頂いてから
丸々3年掛かりで完成したチョーカーネックレス。

パーツのラフデザインだけで50案近く描き
そこから8案に絞って御提案させて頂きました。

どのデザインもレースの繊細さを意識していましたが
それを単純に金属に置き換える事はなかなか困難で
金属の装飾品ならではの解釈を添えながら描く中で
密かにこのデザインが作者として最も気になっており
このデザインに決定した時は想いが昇華したようでした。

更にこのデザインに彫られる模様を30案ほど展開し
とてもデリケートな制作工程を大切に想定しながら…と
これだけでも相当の時間が費やされてしまいましたが
ブレスレット、ピアス、イヤリングも全て同じデザインで
追加の御注文を頂き、汎用性も高い意匠と証明されました。

レース模様がモチーフのネックレ

レース模様がモチーフのネックレス

下地の模様にワンポイントの彫刻を施すことで
金属のレースとしての解釈がより映える事となり
公式の場でも遜色のない仕上がりになっております。

肌が当たる内側は光沢を抑えたマット加工が施され
金属ながらも優しい肌触りとフィット感が得られました。

クラスプは縦にスライドする事で着脱出来る
強力な磁力を用いた留具が採用されています。

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レース模様がモチーフのブレスレット

レース模様がモチーフのブレスレット

そしてブレスレットもパーツ数以外は同じ工程で
何ひとつの滞りもなく仕上げる事が出来ました。

ブレスレット単体でもかなりの存在感がありますが
その存在感が決して主張し過ぎることがないのも
レースをモチーフとした繊細さによる所でしょうか。

ゴールドとシルバーのコンビネーションによる
同じパーツを左右対称に配して連ねることにも
気品を表現するアプローチがあるように思えます。

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レース模様がモチーフのピアス

レース模様がモチーフのピアス

ネックレスとブレスレットは全て丸カンで繋いでますが
ピアスとイヤリングでは連結に丸カンは不適切ですので
本体に少し角度をつけた直結の状態で固定してあります。

ピアスは丸カンにU字の金具を取り付けてぶら下げ
ほんの僅かな動きでも優雅に揺れる感じが素敵です。

ネックレス、ブレスレット、ピアスの3点に関しては
裏側は同様の艶消しフィニッシュが施されていますが
イヤリングは独自のスラップで模様を描いてあります。

この独自のスラップ加工は15年位前に発見したものの
メインフィニッシュとして登場する機会は少ないですが
最終的にロジウムメッキを施すものに有効だったりします。

レース模様がモチーフのイヤリング

レース模様がモチーフのイヤリング

こちらは装着した時の絶妙な角度に合わせて
イヤリングの金具を取り付けてありますが
ピアスのように真っ直ぐ正面に向くのではなく
このケースに収めてあるような斜めの角度にて
耳に巧くフィットするように考慮されています。

同じ耳元の装いもゆらゆら揺れるピアスと
耳にピタリと収まっているイヤリングとでは
随分と印象も異なり各々の華やぎがあります。

その全てにおいてゴールドとシルバーによる
上品な煌びやかさを表現する事が出来ました。

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縄文 1万年の美の鼓動~東京国立博物館 平成館

2018-08-20
縄文 1万年の美の鼓動~東京国立博物館 平成館 はコメントを受け付けていません。

東京国立博物館(平成館)にて開催中の特別展「縄文 1万年の美の鼓動」を観覧してきました。

今回の目玉はなんといっても縄文美の最たるものとして
真っ赤な展示室に集結した史上初となる国宝6優品。
中でも推土偶「仮面の女神」と「縄文のビーナス」が
7月31日からは追加展示され、絶好の機会となりました。

↓こちらは私物の推土偶フィギュア(=`▽´=)

何のために作られたのか等は全て推測する事しか出来ない。

色んな人の目に映ることで未だ誰も気づかないことに
新たなる発見が導き出されるかもしれません。

大胆な造形と繊細な文様の組み合わせからなる土偶。

個人的には「ハート形土偶」は梟の仮面
そして「仮面の女神」は蛇の仮面なのではないか
(直観的第一印象レベルの話ですが)と思ってます。

という訳で、本展の第一目的は「仮面の女神」でした。

プリミティヴな縄文造形の中に見え隠れする蛇の存在。

土偶や土器の縄目文様は蛇の鱗を表しているとされるし
造形そのものとして蛇形や蛇模様として多く登場する。
そして蛇の頭部を三角形で表されることがある。

「仮面の女神」の逆三角仮面は蛇を模したものではないだろうか。

いつの頃からかそういう風に漠然と思い描きながらも
実物の「仮面の女神」を目にする事が出来ずにいましたが
今回こうして実物を見る事で確信を得たとは言えないまでも
この考えをこのブログにて発信してみることにしました。

田中清文氏著による『仮面の土偶』にて
「仮面を被った女性シャーマン」であり
「土偶はみな仮面を被った姿」と発想されている。

仮面と蛇との繋がりに関する記述はありませんでしたが
女性シャーマンが信仰の対象である蛇の面を被るのは
あり得るかもしれない…と、この本を読んでの感触です。

真実を解明されることが決して無い事でも
こうして想像してみるのは面白いですね。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

縄文の造形で驚かされる事のひとつに空洞の工夫がある。

アザラシともペンギンとも見える「動物形土製品」は
描かれた模様と空洞の穴が巧く一体化されていたりする。

「縄文のビーナス」も、ひたいの上部に空けられていて
これがまた原始的とは言い難いほど巧みなのである。

プリミティヴというと素朴・単純・幼稚といった括りもあるが
その本能的な造形表現は、外国との交流も少なかった時代に
極めて混じり気のない純粋さから成る独創的な美(表現)が
1万年もかけて縄文時代に安定的に育まれたのでしょうか。

来月辺りから来年の干支「亥」の制作も始まるので願掛けに
猪がモデルとされる「猪形土製品」のカードを購入しました。

他に気づいたことをメモ代わりに記しておくと…
「縄文の女神」の上半身には対称的に空けられた穴があるが
あれは縄で別のパーツが括られていた痕跡ではないかと思った。

あの美しいボディラインと下半身の模様に比べ顔無しでは
いくら大胆な造型美の縄文土偶とはいえ物足りなさがある。
実は別のパーツで顔もしくは仮面などが表現されて
縄か何かで括られていたのではと思ったりしました。

…だとしたら一体どんな感じだっただろう。。。
まるでミロのヴィーナスの失われた腕の推測のよう。
アプリとかで色々と公募してみたら面白そうですね。

夕方に入場した展覧会場も出る頃にはすっかり暗くなって
月夜を背景に「表慶館」が美しく浮かび上がっていました。

会場:東京国立博物館(平成館)
会期:平成30(2018)年9月2日(日) まで

特別展 「縄文 1万年の美の鼓動」


特別展 「仏像入門-のぞいてみよう!ウラとワザ-」鎌倉国宝館と旗上弁財天社

2018-07-30
特別展 「仏像入門-のぞいてみよう!ウラとワザ-」鎌倉国宝館と旗上弁財天社 はコメントを受け付けていません。

鎌倉国宝館にて開催中の特別展 「仏像入門-のぞいてみよう!ウラとワザ-」を観覧してきました。

・・・と、その前に「鎌倉江の島七福神」の弁天様
鶴岡八幡宮境内の源氏池に浮かぶ島にある
旗上弁財天社に参拝して参りました。

1182年、北条政子の命によって建立したものとも伝えられ
社の裏手には政子石なる大きな石がひっそりと祀られています。


※こちらは1980年に復元された旗上弁財天社の彫刻です。

重要文化財「弁才天坐像」
1266年に舞楽師中原光氏が舞楽院に奉納。

神仏分離令が発令された1868年以降
弁財天社も仏教の守護神であることから
鶴岡八幡宮寺と共に廃仏毀釈で破壊され
行方不明なっていたが後に倉庫にて発見、
現在は「鎌倉国宝館」に寄託されており
今回の特別展でも展示されていました。

弁才天坐像(弁財天坐像)

弁才天坐像(弁財天坐像)~※私物の古い絵葉書より


この画像にあるように裸形に腰布1枚の姿で彫出され
この裸形彫刻に着衣して弁才天坐像は完成すると云う。

そんな弁才天坐像を下から少し見上げるように
間近で独占状態で拝観することが出来ましたが
鎌倉時代作ならではのふくよかな女性らしさの中に
その存在感から畏怖の念を感じずにはいられません。

そんな 「仏像入門-のぞいてみよう!ウラとワザ-」

関東でも数多くの魅力的な仏像が伝わる鎌倉にて
普段目にする角度とは異なる仏像鑑賞をテーマに
伝統の中に新たな発見を見出すというアプローチ。

例えばフライヤーにある十二神将立像
(左奥から、寅神像・卯神像・子神像)の
卯神像はフライヤーの角度から見た印象は
遠くの景色(様子)を伺っているように観えますが

こうして俯瞰すると「了解!」とか「お疲れ!」と
キャラクターが敬礼しているかのような感じで
(それこそLINEのスタンプとして使えそう)
険しい形相に愛嬌が溢れ親近感を覚える。

個人的に気に入ったのは子神像。

特にこの左目の感じなどは間違いなく近い将来
面根付か般若辺りの作品に反映されると思います。

もちろん基礎的な鑑賞や、仏師の思いや工夫の数々で
仏像の内側(ウラとワザ)として窺い知る事が出来ます。

会場:鎌倉国宝館
会期:平成30(2018)年7月21日(土)~9月2日(日)

特別展 「仏像入門-のぞいてみよう!ウラとワザ-」


バイオリンとU字馬蹄がモチーフのブローチ

2018-07-24
バイオリンとU字馬蹄がモチーフのブローチ はコメントを受け付けていません。

バイオリンとU字馬蹄をモチーフとしたブローチのオーダーメイドで、ちょっぴり豪華なオリジナルデザインによるカスタムメイドのジュエリーに仕上がりました。

四角いフレームは舞台のイメージ。。。
背景に黒地の縞メノウの板を用いて
暗転から明転の瞬間を描いてみました。

「舞台」と「スポットライト」というキーワードは
最初から採用しようと決めていましたが
当初は緞帳(割り緞)が開いたシーンにて
アールヌーボー風に図案化したフレームを
いくつも展開してみましたが中々まとまらず
最終的にはこのような感じになりました。

バイオリンの柔らかなラインにU字馬蹄を織り込み
バイオリンの弦を三本の光線(スポットライト)に見立てた
それらの部分がイエローゴールドで作られています。

フレームの上にイエローゴールドのパーツをロウ付けし
裏側から黒地の縞メノウの板が留まるようになります。

舞台をイメージした四角いフレームに
黒縞メノウの板がピッタリと収まりました。

明転した舞台上にはバイオリンのボディと
U字の馬蹄を柔軟に意匠化したモチーフと
バイオリンの弦を三本の光線(スポットライト)に
見立てたフォルムが浮かび上がイメージです。​

光線には5つのダイヤモンドをあしらい「瞬間の煌き」を
光源には小さなパールを留めて「淑女感」を表しています。

オーダーメイドについて…

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